離乳食が始まると、

「これは赤ちゃんに食べさせても大丈夫?」
「添加物って避けたほうがいいの?」
「どんな食材に注意すればいい?」

と悩む方は少なくありません。

大人が普段食べている食品のなかには、赤ちゃんの未熟な消化機能や腎臓に負担をかけてしまうものがあります。

また、アレルギーや誤嚥(ごえん)、食中毒のリスクが高い食材にも注意が必要。

もちろん、すべての添加物を極端に避ける必要はありません。

しかし、離乳食期だからこそ知っておきたいポイントを押さえておくことで、安心して食事を進められますよ。

この記事では、離乳食で避けたい食材や注意したい添加物、加工食品を選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。

離乳食で避けたい食材がある理由

赤ちゃんは、消化器官や腎機能はまだ発達途中であり、食べ物を処理する力も十分ではないため、大人には問題ない食品でも負担になることがあります。

特に注意したい食材や食品については次の4つを押さえておくといいでしょう。

①塩分・糖分・油分の多いもの
②刺激が強いもの
③なまもの
④誤嚥の可能性があるもの

離乳食では「食べられるかどうか」だけでなく、「安全に食べられるか」がとても重要。

この4つを頭の片隅に置いておくだけで、日々の食材選びがぐっと安心になりますよ。

1歳までは避けたい食材

離乳食が進んでくると、大人の食事を取り分ける機会も増えてくると思います。

しかし、赤ちゃんはまだ消化機能や免疫機能が未熟なため、大人には問題のない食材でも体に負担をかけてしまうことも。

特に1歳未満の赤ちゃんは、食中毒やアレルギー、窒息などのリスクに注意が必要です。

安全に離乳食を進めるためにも、月齢に関係なく1歳を過ぎるまで避けたい食材を事前に知っておきましょう。

離乳食で最も注意したい食品のひとつがはちみつです。

はちみつにはボツリヌス菌の芽胞が含まれている場合があるため、厚生労働省も強く注意を呼びかけています。

大人には問題なくても、1歳未満の赤ちゃんが摂取すると乳児ボツリヌス症を発症する危険があります。

ボツリヌス菌は加熱しても完全には防げないため、

  • ・はちみつ
  • ・はちみつ入り飲料
  • ・はちみつ入りお菓子
  • ・はちみつ入りヨーグルト

などの、はちみつ入りのものは1歳を過ぎるまで避けるようにしましょう。

なお、黒糖(精製度の低い砂糖)にもボツリヌス菌の芽胞が含まれていることがあるため、はちみつと同じく、黒糖や黒みつ・黒糖入りのパン・お菓子なども1歳を過ぎるまでは避けましょう。

参考文献:厚生労働省 はちみつを与えるのは1歳を過ぎてから

卵は離乳食でよく使われる食材ですが、生卵は避ける必要があります。

サルモネラ菌による食中毒のリスクがあるため、離乳食期はしっかり火を通した状態で与えることが大切。

サルモネラ菌は、食中毒の原因となる細菌の一種であり、特に卵や鶏肉などを介して感染するケースが多い細菌です。

発症すると、腹痛・下痢・発熱・嘔吐などの症状を引き起こし、食品衛生の現場では代表的な食中毒原因菌として扱われています。

サルモネラ菌は加熱により死滅するとされていますので、卵焼きやゆで卵も中心部まで白身・黄身ともに固まるまでしっかり加熱しましょう。


※参考文献:一般社団法人 母子栄養協会 生卵は何歳から食べられる?卵かけごはんの安全性とリスク
※参考文献:株式会社 食環境衛生研究所 卵のサルモネラ菌とは?殻や中身が汚染される原因から予防策まで解説

刺身や寿司などの生魚は、離乳食期には避けるようにしましょう。

生魚には細菌やウイルス、寄生虫などが含まれている可能性があり、抵抗力がまだ弱い赤ちゃんは食中毒を起こしやすいためです。

大人が新鮮だと感じる魚であっても、赤ちゃんにとっては安全とはいえません。

魚を離乳食に取り入れる際は、白身魚や鮭などを中心に、しっかり加熱してから与えることが大切です。

茹でる、蒸す、焼くなどの方法で中心まで十分に火を通し、月齢に合わせて細かくほぐして与えましょう。

なお、刺身や寿司を食べ始める時期に明確な決まりはありませんが、一般的には消化機能が発達してくる幼児期以降を目安にする家庭が多いようです。

赤ちゃんの成長や体調を見ながら、焦らず進めていきましょう。

「大人の分を少し取り分けたいけど、レアなお肉は大丈夫かな…」

と迷うこともありますよね。

ローストビーフレアステーキ半生ハンバーグなど、十分に加熱されていない肉類は離乳食期には避けたい食品のひとつです。

生肉や加熱が不十分な肉には食中毒の原因となる細菌が含まれている可能性があり、免疫機能や消化機能が未熟な赤ちゃんは、少量でも体調を崩してしまうことがあります。

特に注意したいのが、外食やお惣菜の肉料理

加熱具合が見た目だけでは分かりにくいことも多いためです。

離乳食で肉を使うときは、鶏ささみや鶏ひき肉、豚肉、牛肉などを中心までしっかり加熱し、月齢に合わせてほぐしたり刻んだりして与えましょう。

あわせて、調理器具やまな板を清潔に保ち、生肉に触れた器具をそのまま使い回さないことも食中毒予防につながります。

大人の食事を取り分けるときは、赤ちゃん用の分だけ十分に加熱してから取り分けると安心ですよ。

銀杏には中毒を引き起こす成分が含まれていて、大人より子どものほうが症状が出やすいことが知られています。

特に5歳未満は少量でも中毒(嘔吐・けいれんなど)を起こす可能性があるため、離乳食期はもちろん、幼児期も避けるのが安心です。

茶碗蒸しなどに入っていることがあるので、大人の料理から取り分ける際は気をつけましょう

※参考文献:一般社団法人 母子栄養協会 子どもは銀杏(ぎんなん)にご注意を



意外に思われるかもしれませんが、牛乳を「飲み物」として与えるのは1歳を過ぎてからが目安です。

牛乳にはカルシウムやリンが多く含まれており、これらが鉄の吸収を妨げてしまうため、飲用として日常的に摂ると「牛乳貧血」と呼ばれる鉄欠乏性貧血の原因になることがあります。


赤ちゃんの成長に鉄分はとても重要な栄養素。


1歳までの飲み物は、母乳やミルク、水、麦茶を基本にしましょう。


なお、シチューやパン粥など、加熱調理の材料として少量使う分には離乳中期頃から取り入れて問題ありません。


「飲むのは1歳から、料理に使うのは離乳中期から」と覚えておくと分かりやすいですよ。

塩分が多い食材に注意

「味の濃いものばかり欲しがるようになったらどうしよう…」

と心配になることも多いはず。

実はこの時期の味覚の記憶が、その後の好みを左右すると言われています。

赤ちゃんの腎臓はまだ発達途中のため、大人と同じ量の塩分を処理することができません。

塩分を摂りすぎると体への負担が大きくなるだけでなく、濃い味に慣れてしまう原因にもなります。

離乳食期は、素材そのものの味に慣れていく大切なステップ。

そのため、大人向けに味付けされた食品や塩分の多い加工食品はできるだけ控え、薄味を基本に進めていきましょう。

特に加工食品や保存食品のなかには、見た目以上に塩分が含まれているものもあるため注意が必要です。

原材料表示のナトリウム量を、買い物のついでにちょっと覗いてみるのもおすすめです。

ハムやベーコン、ソーセージなどの加工肉は、お弁当や朝食に便利で、大人にとっては身近な食材ですよね。

ただ、塩分が多いだけでなく、保存性を高めるための添加物が使われていることも多く、離乳食期の赤ちゃんには負担になる場合があります。

ベーコンやソーセージは味付けや脂質も濃いめなので、慣れてしまうと薄味を好まなくなる原因にもなりかねません。

どうしても使いたいときは、熱湯でさっと茹でて塩分を落としたり、細かく刻んで少量だけ料理に混ぜ込んだりするのがおすすめです。

与える時期は1歳以降を目安に、頻繁にではなくたまのごちそう程度にとどめておくと安心ですよ。

梅干しやたくあん、キムチ、しば漬けなどの漬物は、非常に塩分が多い食品のひとつ。

保存性を高めるために塩が多く使われているため、離乳食期の赤ちゃんには適していません。

また、キムチのような辛みのある漬物は刺激が強く、梅干しも酸味や塩分が強いため、赤ちゃんには食べにくい食材です。

大人の食卓に並ぶ機会が多い食品ですが、離乳食期は無理に与える必要はありません。

幼児期以降も少量から様子を見ながら取り入れ、塩分の摂りすぎにならないよう注意しましょう。

糖分の多い食品

離乳食期は、食材本来の味を覚えていく大切な時期です。

この時期に甘い味に慣れすぎてしまうと、野菜や薄味の食事を好まなくなることがあります。

また、糖分の多い食品を頻繁に摂ると、虫歯のリスクが高まるだけでなく、おやつや甘い飲み物を欲しがる習慣につながることも。

離乳食期はできるだけ自然な甘みを活かし、砂糖を多く含む食品は控えめにすることが大切です。

チョコレートは糖分や脂質が多く含まれているだけでなく、カフェインも含まれているため、離乳食期にはおすすめできません。

甘みが強いため、一度慣れてしまうと野菜や薄味の食事を嫌がる原因になることもあります。

また、市販のチョコレート菓子には香料や添加物が使用されている商品も多く、赤ちゃんには刺激が強い場合があります。

離乳食期は無理に与える必要はなく、おやつには果物やさつまいも、蒸しパンなど自然な甘みを楽しめる食品を選ぶとよいでしょう。


蒸しパンについてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。


離乳食の蒸しパンはいつから?月齢別の進め方・注意点・簡単レシピ

「ジュースくらいなら大丈夫かな?」

と思うこともありますよね。

でもジュースや炭酸飲料には、思った以上に糖分が含まれています

習慣的に飲んでいると虫歯のリスクが高まるだけでなく、味の濃い飲み物に慣れて薄味の料理を好まなくなることも。

炭酸の刺激自体が、赤ちゃんの胃腸には負担になる場合もあります。

離乳食期の飲み物は、水や麦茶を基本にするのが安心です。

意外と見落としがちなのが、スポーツドリンクや乳酸菌飲料

健康的なイメージがありますが、実は糖分を多く含むものも多いため、日常的な飲み物としてはおすすめできません。

ジュースをあげるときも、外出時や特別な機会に少量だけにとどめておきましょう。

緑茶や紅茶、コーヒー、ココア、コーラなどにはカフェインが含まれています。

カフェインは赤ちゃんの体には刺激が強く、興奮して眠れなくなったり、ぐずりの原因になったりすることがあります。


チョコレートにもカフェインが含まれているため、飲み物とあわせて注意しておきたいポイントです。


赤ちゃんの飲み物は、ノンカフェインの麦茶や水が基本


大人がお茶を飲んでいると欲しがることもありますが、赤ちゃんには麦茶を用意してあげると安心です。

スナック菓子やクッキー、チョコ菓子などの市販のお菓子には、糖分だけでなく塩分や油分が多く含まれていることがあります。

味付けが濃いため、離乳食期の赤ちゃんには刺激が強い場合も。

また、お菓子を食べることでお腹が満たされてしまい、食事の量が減ってしまうことも少なくありません。

おやつは「お楽しみ」ではなく、食事で不足しやすい栄養を補う役割として考えることが大切です。

離乳食期のおやつには、赤ちゃん用のおせんべいや蒸しパン、バナナやいちごなどの果物、さつまいもなどがおすすめです。

また、手作りおやつを毎日作る必要もなく、果物・チーズ・ヨーグルト・小魚など、冷蔵庫から取り出してすぐに出せるものでも十分といえます。

市販のおやつも上手に活用しながら、食事の延長となる、おやつ選びをしていきましょう。

※参考文献:一般社団法人 母子栄養協会 幼児期のおやつは何をどのくらい食べたらいいの?

「飲む点滴」として人気の甘酒ですが、甘酒には2種類あることをご存じですか?

米麹から作られた甘酒はノンアルコールですが、酒粕から作られた甘酒には微量のアルコールが含まれています。


赤ちゃんの体はアルコールを分解する力が未熟なため、酒粕由来の甘酒は避けましょう


また、洋酒入りのチョコレートやケーキ、みりんや料理酒を使った料理も、加熱が不十分だとアルコールが残ることがあります。


大人の食事を取り分ける際は、アルコールをしっかり飛ばしてから与えるようにしましょう。

窒息に気をつけたい食材

「気をつけて食べさせているつもりでも、ヒヤッとした経験がある」

というママも少なくないはずです。

離乳食期は「何を食べるか」だけでなく、「安全に食べられるか」も同じくらい大切なポイント

赤ちゃんはまだ噛む力や飲み込む力が十分に発達していないため、大人には食べやすいものでも喉につまらせてしまうことがあります。

特に注意したいのが、丸くてつるっとしたもの弾力の強いもの硬い食材

こうした食感は窒息事故につながりやすいことが知られています。

月齢に合った大きさや硬さに調整し、食事中はそばを離れずに見守ってあげましょう。

ピーナッツやアーモンド、くるみなどのナッツ類は、子どもの窒息事故の原因になりやすい食材です。

小さくて硬いため、十分に噛み砕けないまま気道に入り込んでしまう危険があります。

誤って気管に入ると、強いせき込みや呼吸困難を引き起こすこともあるため注意が必要。

そのため、5歳頃までは避けて6歳を目安に与えることが推奨されています。

一方で、ピーナッツは食物アレルギーの原因になりやすい食品のひとつとして知られています。

アレルギーが心配だからといって自己判断で長期間避けるのではなく、月齢や発達に合わせて少量ずつ進めていくことが大切です。

ピーナッツを初めて試す場合は、粒入りや丸ごとの状態ではなく、なめらかなピーナッツバターを少量から与える方法があります。

なお、「細かく砕けば大丈夫」と思われがちですが、砕いたナッツのかけらでも気道に入り込んで気管支炎などを起こすことがあるため、砕いた状態でも5歳頃までは与えないようにしましょう。

誤嚥の心配がなくなるのは、アーモンドプードルやピーナッツバターのように完全に粉末・ペースト状になったものです。

初めて与える日は赤ちゃんの体調が良い平日の午前中を選び、食後に発疹や咳、嘔吐などの症状が出ていないか確認しましょう。

※参考文献:消費者庁 Vol.580 硬い豆やナッツ類は5歳以下には食べさせないで! 

ぶどうやミニトマトは丸くて表面がつるつるしているため、そのまま与えると喉につまる可能性があります。

特に、急いで食べたり丸飲みしたりすると窒息のリスクが高まります。

離乳食期から幼児期にかけては、ぶどうやミニトマトは4等分、もしくは8等分よりも小さく切ってから与えるようにしましょう。

皮が硬い場合は皮をむいてあげるとさらに食べやすくなりますよ。

また、食べながら歩いたり遊んだりすると誤嚥の危険が高まるため、食事中は座って落ち着いて食べる習慣を身につけていきましょう。

※参考文献:消費者庁 Vol.549 ミニトマトや大粒ぶどうは4等分しましょう!



もちは粘りが強く、喉に張りつきやすい食材で、一度つまってしまうと取り除くことが難しく、窒息事故につながる危険があります。

そのため、離乳食期には与えないようにしましょう。

幼児期になってから食べる場合でも、小さく切る、よく噛むことを伝える、食事中は必ず見守るなど十分な注意が必要です。

お正月などでもちを食べる機会がある家庭も多いですが、無理に食べさせる必要はありません。

年齢や食べる力に合わせて慎重に判断しましょう。

こんにゃくゼリーは子どもに与えるおやつとして馴染みがありますが、弾力が強く、つるっとした食感が特徴のため、噛み切りにくく、喉につまりやすい食品として知られています。

特に小さなカップタイプのこんにゃくゼリーは、一口で口の中に入ってしまうこともあり、誤嚥事故の原因になる場合があります。

離乳食期や幼児期の子どもには避けたほうが安心です。

おやつとしてゼリーを与える場合は、赤ちゃん向けのゼリーや、やわらかく作られたゼリーを選んだり、細かく砕いてあたえるとよいでしょう。

また、どのような食材であっても、食事中は保護者がそばで見守り、慌てて食べていないか確認することが大切。

万が一、食べ物を喉につまらせてしまったときは、慌てず正しい方法で対処することが大切です。

いざというときの応急処置については、こちらの記事で詳しく解説しています。

※参考文献:国民生活センター またひとり こんにゃく入りゼリーで死亡ー子供や高齢者には絶対に与えない!ー


節分の豆まきに使う炒り豆や大豆、おつまみの豆類も、ナッツと同じく窒息や誤嚥のリスクが高い食材です。

硬くて小さいため、噛み砕けないまま気道に入り込んでしまう危険があります。


消費者庁も「硬い豆・ナッツ類は5歳以下には食べさせないで」と注意を呼びかけています。


特に節分の時期は、床に落ちた豆を赤ちゃんが拾って口に入れてしまう事故も。


豆まきをする家庭では、個包装の豆を使う、まいたあとはすぐに拾う、赤ちゃんの手の届く場所に豆を置かないなどの工夫をすると安心です。


枝豆を与える場合は、薄皮をむいて細かくつぶしてからにしましょう。

※参考文献:消費者庁 Vol.580 硬い豆やナッツ類は5歳以下の子どもには食べさせないで!

飴やキャンディーは丸くて硬く、表面がつるっとしているため、喉につまりやすい食品です。

なめている途中で誤って飲み込んでしまったり、泣いたり笑ったりした拍子に吸い込んでしまうことがあります。


離乳食期はもちろん、幼児期になっても丸い飴は避け、与える場合は棒付きタイプや小さく割れるタブレットタイプを選ぶとよいでしょう。


また、食べながら歩いたり走ったりすると誤嚥のリスクが高まるため、座って食べる習慣も大切です。

アレルギーに注意したい食材

離乳食を進めるなかで、

「アレルギーが心配」

という方は多いと思います。

特定の食材によって、じんましんや湿疹、嘔吐、下痢などの症状が現れることがあり、場合によっては重いアレルギー反応を起こすこともあります。

ただし、アレルギーが心配だからといって、自己判断で特定の食材を長期間避ける必要はありません。

現在は、月齢に合わせて適切な時期に少量から始めることが推奨されています。

初めて与える食材は赤ちゃんの体調が良い日に、平日の午前中など医療機関を受診しやすい時間帯を選ぶようにしましょう。

また、一度に複数の新しい食材を試すのではなく、1種類ずつ少量から始めることで、万が一症状が出た場合も原因を特定しやすくなります。

特に注意したい食材としては、以下のようなものがあります。

  • ・卵
  • ・牛乳・乳製品
  • ・小麦
  • ・大豆
  • ・落花生(ピーナッツ)
  • ・えび
  • ・かに
  • ・そば
  • ・くるみ

これらの食材はアレルギーの原因になりやすいとされていますが、必ずしもすべての赤ちゃんに症状が出るわけではありません。

また、アレルギー症状は食後すぐに現れる場合もあれば、数時間後に現れることもあります。

口のまわりの赤みやじんましん、咳、嘔吐、下痢など、普段と違う様子が見られた場合は注意が必要です。

アレルギーが心配な場合や、家族に食物アレルギーの方がいる場合は、かかりつけ医に相談しながら進めていくと安心です。

必要以上に怖がるのではなく、赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ食べられる食材を増やして様子を見るようにしましょう。

アレルギーについてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

※参考文献:厚生労働省 第4章 食物アレルギー

離乳食で気をつけたい添加物

「赤ちゃんには添加物をできるだけ避けたほうがいいのでは?」

と気になる方も多いのではないでしょうか。

市販の食品や加工食品の原材料表示を見ると、さまざまな添加物が記載されていることがあり、不安を感じることもあるかもしれません。

日本で使用が認められている食品添加物は安全性が評価されていますが、赤ちゃんは体が小さく、消化機能や腎機能もまだ発達途中です。

そのため、離乳食期はできるだけシンプルな原材料の食品を選ぶと安心です。

また、添加物だけに注目するのではなく、塩分や糖分、脂質の量もあわせて確認することが大切です。

すべてを完全に避ける必要はありませんが、普段の食事では素材の味を活かした食事を中心にしながら、上手に取り入れていきましょうね。

よく見かける食品添加物の種類をまとめてみたので参考にしてみてください。

※参考文献:一般社団法人 日本食品添加物協会 食品添加物の種類と用途例



保存料は食品の腐敗や品質の低下を防ぐために使用される添加物です。

お弁当や加工食品、惣菜などに使われることが多く、食品を安全に長期間保存する役割があります。

ただし、離乳食期は加工食品に頼りすぎず、できるだけ作りたての食事や冷凍ストックを活用することで、保存料を含む食品を摂る機会を減らすことができます。

忙しい日には市販品を利用しても問題ありませんが、毎日の食事では原材料がシンプルな商品を選ぶと安心です。

着色料は食品の見た目をよくするために使用される添加物で、お菓子やジュース、ゼリーなどに使われていることが多く、鮮やかな色合いを出す目的があります。

しかし、離乳食期の赤ちゃんにとって、食べ物の色を人工的に鮮やかにする必要はありません。

離乳食期は素材そのものの味や色に触れることが大切な時期。

特に色鮮やかなお菓子や飲み物は糖分が多い場合もあるため、できるだけシンプルな食品を選ぶようにするとよいでしょう。

甘味料は砂糖の代わりに甘みをつけるために使用される添加物で、飲料やお菓子などに含まれていることがあります。

強い甘みのある食品を頻繁に摂ると、野菜や薄味の料理を好まなくなることも。

離乳食期は素材本来の甘みを知る大切な時期のため、過度に甘い食品はできるだけ控えるようにしましょう。

果物やさつまいも、かぼちゃなど、自然な甘みを持つ食材を活用しながら、赤ちゃんの味覚を育てていけるといいですね。

発色剤はハムやベーコン、ソーセージなどの加工肉に使用されることがあり、きれいな色合いを保つ役割があります。

加工肉は発色剤だけでなく塩分も多く含まれているため、離乳食期には積極的に取り入れる必要はありません。

使用する場合でも少量にとどめ、湯通ししてから与えるなどの工夫をするとよいでしょう。

肉類は鶏ひき肉や豚肉、牛肉などを家庭で調理したもののほうが、味付けや塩分量を調整しやすく安心です。

香料は食品に香りをつけるための添加物で、お菓子やジュース、ヨーグルトなど幅広い食品に使用されています。

赤ちゃんは大人よりも味覚や嗅覚が敏感だといわれていて、離乳食期は、だしの香りや野菜、果物など本来の風味に触れることが、味覚の発達にもつながると言われています。

香料が使用されている食品を完全に避ける必要はありません。

ですが、日常的に食べる食品はできるだけシンプルなものを選ぶことで、素材そのものの味に親しみやすくなるでしょう。

市販品は使ってはいけないの?

「赤ちゃんには市販品を使わないほうがいいのでは?」
「できるだけ無添加の食品だけを選ぶべき?」

と悩む方も多いかもしれません。

しかし、市販品や食品添加物を必要以上に避ける必要はありません

日本で販売されているベビーフードや加工食品に使用されている食品添加物は、安全性がされたうえで使用されています。

もちろん、離乳食期は素材の味に親しむ大切な時期でもあるため、できるだけ原材料がシンプルな食品を選ぶと安心です。

ただし、「完全無添加」にこだわりすぎると、毎日の食事作りが負担になってしまうことも。

ベビーフードは月齢に合わせて硬さや味付けが調整されており、忙しい日や外出時の心強い味方。

冷凍ストックや市販品を上手に取り入れながら、無理なく進めていきましょう。

我が家でも、無添加で国産の食材を使ったベビーフードを選ぶようにしています。

野菜もたんぱく質もしっかり摂れるメニューを選ぶと、

「今日は食べてくれるかな…」
「最近、野菜不足かな?」

と心配な日にも大活躍。

忙しい日や食事作りが難しい日でも、安心して取り入れられます。


※参考文献:一般社団法人 母子栄養協会 今考えたい!ベビーフードの安全性と安心な選び方

市販品を選ぶ際のポイント

ベビーフードや加工食品を選ぶ際は、「市販品だから良くない」と考えるのではなく、商品の内容を確認しながら赤ちゃんに合ったものを選ぶことが大切。

まずは、パッケージに記載されている対象月齢を確認しましょう。

ベビーフードは月齢に合わせて食材の大きさや硬さ、味付けが調整されているため、赤ちゃんの発達に合った商品を選ぶことが大切です。

また、原材料表示やアレルゲン表示も確認しておくと安心ですよ。

初めて食べる食材が含まれていないか、食物アレルギーの原因となる原材料が使用されていないかを事前にチェックしておきましょう。

さらに、塩分や糖分が多すぎない商品を選ぶこともポイント。

離乳食期は素材本来の味に親しむ大切な時期なので、濃い味付けの商品よりも、シンプルな味わいのものが適しています。

原材料表示を見て、食材がわかりやすく、必要以上に調味料や添加物が使用されていない商品を選ぶと、より安心して取り入れられますよ。

市販品は育児をサポートしてくれるママにとっては便利なアイテム。

毎日の食事をすべて手作りにしたり、添加物を完全に避けたりする必要はありません。

市販品も上手に活用しながら、赤ちゃんも保護者も無理なく続けられる離乳食を目指していきましょう。

ベビーフードについてはこちらも参考にしてみてくださいね。

まとめ

離乳食期は、赤ちゃんの成長に合わせて少しずつ食べられる食材を増やしていく大切な時期です。

ただ、消化機能や免疫機能、噛む力・飲み込む力はまだ発達途中のため、気をつけたいポイントは大きく3つあります。

①はちみつや黒糖、生もの、生肉、牛乳の飲料など1歳未満は避けたい食材に気をつける

②塩分・糖分のとりすぎ、窒息リスクのある食材への配慮

③添加物は「完全ゼロ」を目指すのではなく、シンプルな原材料の食品を選びながら上手に付き合うこと

アレルギーが心配な食材も、自己判断で避けるのではなく、体調のよい日に少量から試していけば大丈夫です。

市販のベビーフードも、忙しい日の心強い味方。

手作りにこだわりすぎず、無理なく取り入れていきましょう。

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離乳食で大切なのは、「食べさせてはいけないもの」ばかりに目を向けることではありません。

万が一、食べ物を喉につまらせてしまったときは、慌てず正しい方法で対処することが大切です。

赤ちゃんの月齢や発達に合った食材を選びながら、さまざまな味や食感を経験できるようサポーしてあげるようにしましょう。

焦らず赤ちゃんのペースに寄り添いながら、毎日の食事を親子で楽しんでくださいね。