
離乳食が進んでくると、さまざまな食材を試したくなり
「たんぱく質は何をあげようかな?」
と悩む方も多いのではないでしょうか?
ツナ缶は、「ノンオイル」と「食塩無添加」の両方を満たすものを選べば、離乳食中期〜後期ごろから少量ずつ取り入れやすい食材です。
ただし、商品によって油分や塩分が異なるため、原材料表示を確認し、赤ちゃんの月齢や食べる力に合わせて使うことが大切です。
この記事では、ツナ缶を使い始める目安や選び方、注意点、月齢別の与え方、簡単レシピをわかりやすく紹介します。
目次
ツナ缶はいつから食べられる?

ツナ缶は、離乳食中期(生後7〜8か月頃)~後期(生後9~11か月頃)を目安に取り入れられることが多い食材です。
この時期は、豆腐や白身魚などのたんぱく質に少しずつ慣れてきた頃ですよね。
ツナも魚が原料なので、まずは白身魚を問題なく食べられていることを確認してからスタートすると安心です。
ただし、どのツナ缶でも良いわけではありません。
離乳食に使う場合は、「ノンオイルタイプ」と「食塩無添加」この両方を満たすものを選ぶことが大切です。
市販のツナ缶にはオイル漬けや塩分が含まれているものも多く、そのままでは赤ちゃんには脂質や塩分が多すぎることがあるため、必ず表示を確認しましょう。
また、使用する際は軽く湯通ししてから与えると、余分な塩分や油分を落ち臭みもやわらぐため、より安心して食べさせることができます。
アレルギーの心配もゼロではないため、初めて与えるときは小さじ1ほどの少量から始め、万が一に備えて病院が開いている平日の午前中に試すと安心です。
ツナは手軽に使える便利な食材ですが、月齢に合わせた量や形状に調整しながら、赤ちゃんの様子を見てゆっくり進めていきましょう。
種類はどれを選べばいい?

スーパーにはさまざまなツナ缶があり、初めて与えるにはどれがいいのか迷ってしまいますよね。
まず選びたいのは「ノンオイル・食塩無添加」のツナ缶です。
水煮やスープ煮タイプでも、食塩が加えられている商品があるため、「水煮」だけで判断せず、原材料表示を確認することが大切です。
オイル漬けや食塩使用のツナ缶は、離乳食期には避けるか、使う場合も湯通ししてから少量にしましょう。
①水煮タイプ
水や野菜スープで漬けてあるタイプで離乳食に使いやすいのはこのタイプ。
ただし食塩入は赤ちゃんの負担になるため、「食塩無添加」と書かれているものを選ぶようにしましょう。
②ノンオイル・食塩無添加
離乳食に最もおすすめなのはこのタイプ。
余計な味付けがされていないので、赤ちゃんにも使いやすくツナ缶選びに迷ってしまったら「ノンオイル・食塩無添加」を選ぶと安心です。
③ オイル漬けは避ける
油に漬けてあるタイプ。
コクがあり大人には人気ですが、脂質が多く、塩分も含まれていることが多いため、離乳食期には避けたほうがよいでしょう。
ツナ缶を使うときの注意点

手軽で便利なツナ缶は、忙しい日の離乳食づくりの強い味方。
開けてすぐ使えるので、
「今日は時間がないな」
という日にも本当に助かるアイテムです。
しかし、大人がそのまま食べている感覚で使ってしまうと、赤ちゃんには油分や塩分が多すぎることもあるため注意が必要です。
「水煮なら大丈夫?」
「湯通しは必要?」
「毎日あげてもいいの?」
など疑問や不安もたくさんありますよね。
安心して取り入れるためには、いくつか押さえておきたいポイントがあるため、ツナ缶を離乳食に使うときの注意点をわかりやすく解説します。
① 湯通ししてから使うと安心

ノンオイル・食塩無添加のツナ缶でも、気になる場合は熱湯をさっと回しかけてから使うと、余分な油分や塩分を落としやすく、臭みもやわらぎます。
特に食塩使用やオイル漬けの製品を使う場合は、湯通ししてから使うほうがより安心です。
ツナ缶には製造過程で加えられたわずかな塩分や油分が残っていることがあるため、まだ体の機能が未熟な赤ちゃんにとっては油分や塩分が気になることもあります。
ひと手間かけておくと、より使いやすくなります。
湯通しは茶こしやザルにツナを入れ、上から熱湯を回しかけるだけでOK。
また、湯通しすることでツナの繊維がほぐれやすくなり、より食べやすい状態になるため、中期の離乳食期には湯通し後にさらに細かくほぐしたり、包丁で刻んだりすると安心です。
少し手間に感じるかもしれませんが、赤ちゃんにとって食べやすく仕上げるための大切なポイントです。
習慣にしてしまえばそれほど負担にはならないので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
② 大きな塊はしっかりほぐす

ツナは一見やわらかそうに見えますが、実は繊維がしっかりしています。
かたまりのまま与えてしまうと、口の中でまとまりにくく、飲み込みづらくなることがあります。
特に離乳食中期の赤ちゃんは、まだ舌でつぶして飲み込む段階。
繊維が長いままだと、のどに引っかかる原因になることもあるため、中期はできるだけ細かくほぐし、必要であれば包丁で刻む、もしくは軽くたたいてさらに細かくすると取り入れやすいでしょう。
後期以降も、赤ちゃんの噛む力に合わせて大きさを調整してあげましょう。
また、パサつきやすい食材でもあるため、そのまま単品で与えるよりも、おかゆや野菜あん、スープなど水分のある料理に混ぜると食べやすくなります。
「ちゃんともぐもぐ噛めているかな?」
と様子を見ながら、無理のない大きさに調整してあげることが大切です。
③ 与えすぎない

ツナは良質なたんぱく質が豊富で栄養価の高い食材ですが、だからといってたくさん与えれば良いというわけではありません。
赤ちゃんはまだ消化機能が未熟なため、たんぱく質を摂りすぎると消化の負担になることがあります。
さまざまな食材と組み合わせ、バランスよく与えることも離乳食期には大切です。
目安量としては、
・離乳食中期:小さじ1〜2程度を目安に
・離乳食後期:大さじ1弱を目安に
・離乳食完了期:大さじ1〜2程度を目安に
これはあくまで目安なので、赤ちゃんの食べる量や他のおかずとのバランスを見ながら調整しましょう。
「便利だから毎日ツナに頼ってしまう」
ということがないよう、鶏ささみや豆腐、白身魚などとローテーションするのがおすすめです。
水銀の影響は大丈夫?

ツナ缶の水銀が心配になる方もいますが、厚生労働省ではツナ缶は通常の摂食で差し支えないと案内しています。
ただし、どんな食材でも同じものに偏りすぎないことが大切なので、ツナだけに頼らず、白身魚・豆腐・ささみなど他のたんぱく質食材と組み合わせて使うと無理なく取り入れやすくなります。
・毎日大量に食べ続ける
・ツナだけにたんぱく質が偏る
といった状態は避けるようにするのがおすすめです。
「ツナは便利な食材のひとつ」として、毎日ではなく週に数回程度にして、白身魚やささみ、豆腐など他の食材と組み合わせながらバランスよく使っていきましょう。
不安な場合は、気になる日はツナをお休みして別の魚にするなど、無理のない範囲で調整していきましょう。
離乳食でツナ缶を使う時の保存方法

ツナ缶は手軽に使える便利な食材ですが、開封後はできるだけ早めに使い切ることが大切です。
開封後に余った場合は、缶のまま保存せず、清潔な保存容器に移し替えて冷蔵庫に入れ、当日中~翌日までを目安に使い切りましょう。
また、少量ずつ使いたいときは冷凍保存もできますが、水気や油を軽く切ってから小分けにして冷凍しておくのがおすすめです。
製氷皿などに入れて冷凍しておくと、必要な分だけ使えて便利です。
冷凍したツナは約1週間を目安に使い切り、使うときはしっかり加熱してから離乳食に加えるようにしましょう。
月齢別ツナ缶の与え方

ツナ缶は手軽に使える便利な食材ですが、赤ちゃんに与える場合は月齢に合わせた工夫がとても大切です。
離乳食期は、ただ「食べられるかどうか」だけでなく、噛む力・飲み込む力・消化する力が少しずつ育っていく大切な時期のため、同じツナでも月齢によって適した形状や量は変わってきます。
また、ツナは繊維がある食材のため、赤ちゃんの食べる力に合わせてほぐし方や水分との組み合わせを調整することもポイントになります。
ここからは、離乳食中期・後期・完了期それぞれの目安や、具体的な与え方のコツを詳しくご紹介していきます。
どの月齢でも、
・ノンオイル・食塩無添加を選ぶ
・湯通しする
・少量から始める
・他のたんぱく源とバランスをとる
この4つが基本となり注意しておきたいポイントです。
赤ちゃんの発達には個人差があります。
「今◯か月だからこの形」と決めつけず、実際の食べる様子を見ながら調整していきましょう。
ツナ缶は正しく使えば、とても心強い食材。
赤ちゃんの様子を見ながら、無理のないペースで取り入れていきたいですね。
①離乳食中期(7〜8か月頃)

この時期は、舌でつぶして飲み込む練習をしている段階のため、まだ噛む力はほとんどありません。
そのため、湯通し後、できるだけ細かくほぐし、必要に応じて包丁で刻んであげて、パサつく場合はすりつぶすようにしてあげましょう。
ツナは繊維があるため、思っている以上に飲み込みづらいことがあります。
そのため、単品で与えるよりも、おかゆや野菜ペーストに混ぜるのがおすすめです。
とろみをつけると、より食べやすくなりますよ。
【量の目安】
・小さじ1〜2程度からスタート。
・初めてのときは小さじ1ほどで様子を見ましょう。
【調理のポイント】
・気になる場合は湯通ししてから使う
・繊維を短くする意識で
この時期は「食べる練習」が目的ですので、無理に量を増やす必要はありません。
丸のみせず、もぐもぐ噛めているか確認しながら進めていきましょう。
離乳食中期から取り入れる場合は、白身魚などに慣れていて、赤ちゃんが無理なく食べられそうかを見ながら少量ずつ始めましょう。
②離乳食後期(9〜11か月頃)

歯ぐきでつぶせる力がつき、少し食感を残せるようになる時期のため、細かくほぐした状態や粗みじん切り程度まで刻んで与えるようにしましょう。
中期ほど細かくしなくても大丈夫ですが、繊維が長く残らないよう注意しましょう。
【量の目安】
・大さじ1弱を目安に
他のたんぱく質とのバランスを見ながら調整してみてくださいね。
【調理のポイント】
・パサつき防止に水分と組み合わせる
・じゃがいもやかぼちゃと混ぜる
・おやきに混ぜる
・野菜あんに加える
この頃は手づかみ食べが始まる子も多いので、つなぎとして使うと栄養もプラスできて便利です。
離乳食中期同様、しっかりともぐもぐと噛めているかチェックしましょう。
③離乳食完了期(1歳〜1歳半頃)

噛む力が安定し、食事の幅がぐっと広がる時期のため、ほぐした状態でそのまま与えたり、刻まず使える子も増えてきます。
ですが、かたまりになっている場合は喉にひっかかる可能性があるため、軽くほぐしてあげましょう。
【量の目安】
大さじ1〜2程度を目安に
【調理のポイント】
・味付けは引き続き薄味のまま
・ツナだけに偏らず他のたんぱく質(白身魚や豆腐など)とバランスよく与える
卵焼きに混ぜてみたり、チャーハンにしてみたりなど献立のバリエーションが増え、家族の食事から取り分けもしやすくなるので、今まで以上に食事が楽しくなりますね。
与える量はあくまで目安ですので、他のおかずとのバランスや赤ちゃんの食べる量に合わせて調整していきましょう。
おすすめ簡単レシピ3選

ツナ缶は下ごしらえが簡単で、さっと使えるのが魅力的ですが、
「実際どんなメニューに使えばいいの?」
と悩むこともありますよね。
わが家でも、時間がない日や「今日はあまり食が進まないな」という日に、ツナをプラスすることで食いつきがよくなったことが何度もありました。
手軽にたんぱく質を補えるので、本当に助けられた食材のひとつです。
ここでは、離乳食中期から完了期まで使える、簡単で続けやすいレシピを3つご紹介します。
月齢に合わせて形状を調整しながら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①【離乳食中期】 ツナと野菜のおかゆ

離乳食中期ごろにおすすめなのが、ツナと野菜を混ぜたシンプルなおかゆです。
湯通しして細かくほぐしたツナを、やわらかく煮たにんじんやかぼちゃペーストと一緒におかゆへ混ぜ込むだけ。
ツナのうま味が加わることで、野菜だけよりも食べやすくなります。
ツナはそのままだと少しパサつきやすいですが、おかゆになじませることでしっとりとした口当たりになり、さらにとろみを少しつけると、より飲み込みやすくなります。
初めてツナを与えるときにも取り入れやすいメニューで、我が家でも思ったよりパクパク食べてくれた定番レシピです。
②【離乳食後期】ツナとじゃがいものおやき

もぐもぐが上手になってくる後期には、手づかみ食べにもぴったりなおやきがおすすめです。
ツナのおやきは我が家でも大人気で、よく食べてくれたレシピです。
やわらかくゆでてつぶしたじゃがいもに、湯通ししてほぐしたツナを混ぜ、少量の片栗粉を加えて丸め、フライパンで軽く焼くだけなのでとても簡単にできるおすすめレシピです。
おやきはじゃがいもやかぼちゃと合わせるとまとまりやすくなりますよ。
野菜のみじん切りを混ぜれば、栄養バランスもアップしますしツナのうま味があるので味付けはほとんど必要ありません。
手づかみで食べられることで食事への意欲も高まり、「自分で食べたい!」という気持ちを応援できる一品です。
③【離乳食完了期】ツナと野菜のやさしい和風丼

1歳を過ぎて食事の幅が広がってきたら、ツナを使った簡単丼メニューもおすすめです。
やわらかく煮た玉ねぎやにんじんなどお好みの野菜に湯通ししたツナを加え、だしで軽く煮含め、ごはんの上にのせれば、やさしい味わいのツナ丼の完成です。
ツナがだしの旨味を吸ってくれるので薄味でもしっかり満足感があり、卵を加えて軽くとじればさらに食べ応えのある一品になります。
卵は半熟にせず、しっかり加熱してあげましょう。
丼ものは野菜と合わせることで、より食べやすくなります。
忙しい日のランチにも作りやすく、家族の食事から取り分けアレンジもしやすいレシピです。
まとめ

ツナ缶は、離乳食中期(7~8か月頃)から後期(9~11か月頃)を目安に取り入れやすい、手軽で使いやすい食材です。
ただし、選び方や使い方には少しだけポイントがあるため、しっかり確認しておけば安心して取り入れることができます。
ツナはうま味が強いので、薄味でもおいしく仕上がり、食べムラがあるときの心強い味方になってくれることもあります。
忙しい日でもさっと使えるので、ママにとっても助かる存在ですが、どんな食材も「これだけ」に偏らないことが大切です。
白身魚やささみ、豆腐などとローテーションしながら、バランスよく取り入れていきましょう。
赤ちゃんの成長に合わせて、無理のないペースで進めていけるといいですね。
この記事が、ツナ缶デビューに迷うママの参考になればうれしいです。
ツナ缶のようにほぐれやすくパサつきやすい食材は、食べこぼしも増えやすいですよね。
離乳食期は毎日の後片付けが負担になりやすい時期です。
少しでも食事時間をラクにしたい方は、ロング丈&吸盤付きのSAMOEお食事エプロンもチェックしてみてくださいね。



