小さなお子さんがいるとよくある、食べこぼしのシミ。

お気に入りのお洋服やお食事エプロンにシミがついてしまったり、外出先で食べこぼしをしてしまって慌てたり…そんな経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ですが、

「食べこぼしのシミは取りたいけど生地の傷みが気になる…」

「面倒なことはやりたくない!」

「時間が経ってしまったらあきらめるしかないの?」

そんなお声もあるかと思います。

今回の記事では、通常のお洋服でも使える簡単で手軽に出来る効果的なシミ取りの方法をご紹介していきます。

ライターおすすめのアイテムも登場しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

まずシミ取りのポイントを押さえよう

シミ取りをする際には、注意したいポイントがいくつかあります。

このポイントに注意することで、大切な衣類を傷めずに効果的にシミ取りをすることが出来ます。

①シミがついたら早めの応急処置がカギ

食べこぼしなどのシミは時間が経つほど布に浸透してしまい、落ちにくくなります。

すぐに洗濯出来ない場合は、できるだけ早めに応急処置をしましょう。

ジュースなどのシミの場合、すぐに水で軽く湿らせてシミを拭き取るといいですよ。

食べこぼしなどの油分を含むシミは、まず余分な油分をティッシュなどで吸い取ってから拭き取りましょう。

※シミを拭き取るときは、強くこすってしまうと生地に摩擦が加わり、かえって繊維の奥に入り込んでしまうことがあります。

拭き取るときは軽くトントンと「叩くように」して汚れを取り除くのが基本のやり方です。

②衣類の素材や色に注意する

洗濯する衣類の素材によって、シミ取りの方法が異なる場合があります。

シルクやウールなどのデリケートな素材は一般的な洗剤ではなく、おしゃれ着洗い専用の洗剤を使うようにしましょう。

濃い色や無地の衣類の場合、漂白剤や直射日光が色抜け・色あせの原因になってしまいます。

心配なときは事前に目立たない部分でテストをすると、失敗が無くおすすめです。

③洗濯表示を必ず確認する

衣類には素材によって適した洗濯方法が表示された「洗濯表示マーク」が表示されています。

ドライクリーニング推奨のアイテムや、洗濯機で洗うことができない素材もあるため、

洗濯表示にしたがって適切な方法で洗うことも重要なポイントです。

洗濯表示マークの見方については以下の記事でわかりやすく解説していますので、併せて読んでみてくださいね。

まずは太陽光にあててみよう

お気に入りのお洋服やお食事エプロンについてしまった、カレーやケチャップのような厄介な食べこぼしのシミ。


あれこれ試す前に、まずやってみて欲しいのが


「太陽光」にあてること。


できれば半日ほど直射日光にあててください。

「えっ、それだけ?」と思われるかもしれませんが、本当にそれだけなんです!


たったそれだけで落としにくい頑固なシミが、太陽光に当てることできれいに落ちるんです。
太陽光を使ったシミ取りのポイントは以下の通り。


①洗濯前にシミ部分を食器用中性洗剤でもみ洗いしておく

②天気のいい日の昼間など、紫外線が強い時間帯を狙う

③濃い色の服は色あせを防ぐため、長時間当てすぎないようにする


これは、太陽光に含まれる紫外線が色素を分解してくれるため、シミが見えなくなるという理由なんですね。


太陽光を使ったシミ取りは、食べこぼしのシミの中でも特にカレーなどのシミに効果的です。


洗濯表示を確認して、直射日光に当てても大丈夫な衣類であれば太陽光に当てて乾かしてみてください。


通常の洗濯以上の手間もかからず、特別な洗剤も使わない、もっとも手軽な方法です。


赤ちゃんのお食事エプロンなどは、できるだけ強い洗剤を使いたくありませんよね。


赤ちゃんの身の回りの物のお洗濯には嬉しい自然な方法なので、まずは試してみてくださいね。

シミ取りの定番「ウタマロ石けん」

引用:ウタマロ公式サイト
次に、食べこぼしのシミ取りと言えばコレ!な
「ウタマロ石けん」。


ウタマロ石けんは、食べ物のシミなどの油汚れや泥汚れに強いと評判のアイテムです。


食べこぼし以外にも外遊びで汚れた服などにも使える、子育ての味方とも言える強力な助っ人ですね。



使い方も以下の通りと、それほど難しくありません。


①衣類を水で濡らす

②シミにウタマロ石けんを直接塗る

③しっかり泡立つまでもみ洗いする

④水で洗い流す

頑固なシミでなかなか落ちないときは、


もみ洗いのあと10分ほど放置するのも効果的です。
ちなみに、ウタマロ石けんを使うときは、石けんをピーラーで薄く削っておくと、シミ部分に塗り込みやすいし石けん自体ががヌルヌルすることもないのでいいですよ。

削ったウタマロ石けんをチャック付きの袋に入れてお出かけすれば、外出先で食べこぼしをしたときにもサッと使えて便利です。


1回分ずつキューブ型に切り分けてビンなどに入れておくのも、洗濯物に塗り込みやすくておすすめです。


100円ショップなどで買える小さなガラス瓶などに入れておくと、見た目もオシャレだし使いやすいですよ。

しっかり落としたいときは「リネンナ」でつけ置き

しっかりシミ取りをしたいときや、染みついた臭いも取りたいときにおすすめなのが

「Rinenna(リネンナ)」というつけ置きタイプの洗剤です。


普段の洗濯では落としきれない汚れを、つけ置き洗いで簡単に落とすことが出来ます。


使い方は、バケツなどにつけ置きした後に洗浄液ごと洗濯機に入れるだけと簡単!
詳しい使い方は以下の通り。


①40℃のお湯に洗剤を溶かす

②シミ部分を洗浄液にしっかり沈める

③30~40分つけ置き

④洗浄液ごと洗濯機へ


古い汚れや頑固な汚れには数時間つけ置きすると効果的ですが、12時間以上つけ置きしないように注意しましょう。


これだけでお食事エプロンなどについたシミや臭いもスッキリ落とすことが出来ます。


※天然染料を使った衣類の場合、長時間のつけ置きや毎日のご使用で色落ちの可能性があります



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着色よごれに!つけおきメイン洗濯洗剤[おためし] また、「何度洗っても落ちない…」と思っていたシミが実は「カビ」だった!なんていうこともあります。

リネンナはシミ取り・消臭以外にもカビ汚れでも効果を発揮します。

カビの落とし方や予防についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、併せて読んでみてください。

重曹や漂白剤は避けた方がいい?使用には十分注意

「頑固な汚れには重曹や漂白剤」

と思いがちですが、強力な洗浄力を持っているために使用には特に注意が必要な洗剤です。

重曹は油や皮脂汚れを中和する効果があるため、キッチンなどの油汚れには効果的ですが、衣類のシミ取りには使わない方が良い場合もあります。

重曹は粒子が粗いので、衣類に使うと生地を傷めてしまう場合があります。

重曹をシミ取りに使う場合は水で薄めてペースト状にし、シミ部分に塗ります。

10分ほど放置し、水でしっかり洗い流します。

長時間放置すると色落ちしてしまうので、注意しましょう!


塩素系漂白剤は強力な漂白効果があり、白い衣類の黄ばみやカビ取りには有効です。

しかし、色柄物やデリケートな衣類にはダメージが大きく、色が抜けてしまう恐れがあるので使用できません。

強い化学反応を起こすため、生地にも負担がかかりやすく、日常的な使用には向きません

また、独特の刺激臭がある、皮膚につくと良くないなど、小さなお子さんがいる場所ではあまり使いたくない洗剤でもあります。

どちらの洗剤も強い洗浄力が生地にダメージを与えてしまうため、シミ取りの使用にはあまりおすすめできません。

漂白剤を使う場合はオキシクリーンなどの酸素系漂白剤を使用する方が良いでしょう。

まとめ

簡単で効果的なシミ取りの方法をご紹介いたしました。

太陽光、ウタマロ石けん、リネンナの洗剤をうまく使い分けて、食べこぼしや汚れをすっきり落としましょう!

シミ取りは少し手間がかかりますが、コツを知っていればずっと楽に落とすことができます。

ちょっとしたケアでお洋服やエプロンも大切に長く使い続けられるので、ぜひ実践してみてくださいね!


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