
こんにちは。
4児ママでSAMOE株式会社 代表の左官萌美です。
スプーンやフォーク、なかなか上手に持ってくれない。すくえない。刺せない。
「なんでできないんだろう」って、イライラしてしまうこと、ありませんか。
実は私も、0歳の頃からカトラリーを上手に使わせようとしてしまっていた時期がありました。
でも今振り返ると、それって「1歳になったから自転車に乗って」と言っているのと同じくらい、無理のあることだったんですよね。
手の発達には順番があって、カトラリーを思い通りにコントロールできるようになるまでには、実はかなり長い時間がかかります。
それより前の段階でうまくできないのは、当然のこと。
4人の子どもを育ててきて実感したスプーンやフォークの練習について、この記事でまとめたので、参考にしてくださいね。
目次
そもそも赤ちゃんは上手く持てなくて当たり前

スプーンやフォークをうまく使うには、手首をひねる動き、指先で細かく力加減をする動き、目と手を連動させる動きなど、いくつもの発達が重なって初めてできるようになります。
最初のうちは、手のひら全体でギュッと握る持ち方(手のひら握り)しかできません。
この時期にスプーンを渡しても、こぼれる、うまくすくえない、口まで運べないのはごく自然なことです。
そこから少しずつ、手首を返して口元まで運べるようになり、さらに指先を使って細かく道具を操作できるようになっていきます。
この「指先を使った持ち方」が育ってくるのは、1歳を過ぎてからようやく少しずつ、というのが実際のところ。
1歳になったら急にできるようになる、というものではなく、1歳から2歳、3歳にかけて、ゆっくり段階を踏みながら上達していくものなんですよね。
私自身、この「段階を踏む」という感覚を知らなかったので、0歳の子に「なんでできないの」とイライラしてしまっていました。
今思うと、発達のステップを飛ばして結果だけを求めてしまっていたなと反省しています。
個人差はあって当たり前。比べなくていい

もちろん、中には周りより早く上手にできるようになる子もいます。
でもそれは、その子の意欲や性格、上に兄弟がいるかどうか、普段どれくらいカトラリーに触れる機会があるかなど、いろんな要素が影響していて、個人差がすごく大きいところです。
上の子が使っているのを見て真似したくなる子もいれば、自分のペースでゆっくり興味を持つ子もいます。
「うちの子はまだできないのに、あの子はもうできてる」と比べる必要は全くありません。
うちも4人育てていますが、上達のスピードは本当に一人ひとり違いましたよ。
成功体験を積ませてあげることが、上達への近道

そんな中で大事だなと思うのが、カトラリーを子どもの手や発達段階に合わせて選んであげること。
せっかく子どもが「やってみたい」と思っているタイミングで、うまくいった、という成功体験を積ませてあげられると、そこからの意欲や上達がぐっと変わってくる気がします。
持ち手の太さや長さ、握りやすい形になっているか、スプーンのすくう部分が浅くて食べ物をキャッチしやすいか。
今は月齢や発達段階に合わせて作られたカトラリーの種類も増えているので、いくつか試してみて、その子が扱いやすいものを見つけてあげるのもおすすめです。
カトラリーの素材選びも、意外と大事

カトラリー選びというと形やサイズに目がいきがちですが、素材にもそれぞれ特徴があります。
シリコン製は柔らかく、口の中や歯ぐきに当たっても痛くなりにくいので、使い始めの時期に向いています。
ステンレス製は耐久性が高く長く使えますが、まだ力加減が分からない時期はぶつけたときに痛かったり、冷たさに驚いてしまうこともあります。
プラスチック製は軽くて扱いやすい反面、噛み癖がある子だと傷がつきやすいという面もあります。
うちでは、使い始めの時期はシリコン製、少し扱いに慣れてきたらステンレス製、というふうに段階を分けて使っていました。
絶対にこれが正解というものではないので、お子さんの噛み癖や興味の持ち方を見ながら、合うものを選んであげるといいと思います。
使い始めは、スプーンから。手を添えて一緒に動きを教えてあげる

カトラリーを使い始めたばかりの頃は、まだ上手に持ったり動かしたりできません。
子ども用とはいえ、先の尖ったフォークをこの段階で持たせると、口の中や顔を突いてしまう危険もあります。
最初はスプーンから持たせてあげて、大人が後ろから手を添えて、すくう動き・口まで運ぶ動きを一緒にやってあげるだけで十分です。
この「手を添えて一緒に動かす」というサポートを繰り返していると、子どもは少しずつ動きを覚えて、自然と自分でできることが増えていきます。
うちの4人目の息子も、今まさに自分でカトラリーを練習して、少しずつ使えるようになってきているところです。
ただフォークに関しては、自分で口の中に突き刺しそうになったことがあって、まだ先の尖ったものは渡していません。
もう少し手先が育ってきたタイミングで、それも練習のうちだと思って渡してみようと思っています。
触りたい、使いたいと思ったタイミングを大事にする

カトラリーが上手に使えるようになるには、やっぱり練習の積み重ねが必要です。
上手にできなくてもいいので、子どもが「触りたい」「使いたい」と思ったタイミングで、触らせてあげたり使わせてあげたりすることが大事だなと感じています。
「まだ早いから」「危ないから」と取り上げてしまうと、せっかく芽生えた「自分でやりたい」という気持ちがしぼんでしまうこともあります。
もちろん安全は最優先ですが、危険の少ないカトラリーを選んだうえで、興味の芽はできるだけ大事にしてあげたいなと、4人育ててきて思うようになりました。
カトラリーを振り回す時期こそ、環境づくりが大事

子どもがカトラリーを使い始めると、力加減がまだわからず、うまく振り回してごはんが飛び散ることもよくあります。
これは練習の過程では避けられないことです。
だからこそ、食べこぼしの汚れを防げるエプロンなど、周りの環境を整えておくことが大事だなと思っています。
汚れる前提で準備をしておくと、片付けの負担がぐっとラクになりますし、親も「また汚れた」とイライラせずに、子どものチャレンジを穏やかな気持ちで見守ってあげられる気がします。
食事のたびに服を着替えさせたり、床を拭いたりする手間が減るだけでも、日々の負担感はかなり変わってきます。
練習期こそ、道具と環境の両方で子どもをサポートしてあげられるといいなと思っています。
SAMOEのお食事エプロンは、吸盤付きでロング丈のため、服や椅子・食べこぼしの汚れから広範囲でカバーしてくれます。
スプーン・フォーク練習の時は、食べこぼしの後片付けが楽になるだけで、カトラリーの練習をさせてあげようと思える心の余裕にもつながります。
そのため、こういったカバー力の高いお食事エプロンを事前に準備しておくのも大事ですよ。
まとめ

カトラリーがうまく使えないのは、発達の途中にいるだけで、決して悪いことではありません。
1歳になったからといって急にできるようになるものではなく、2歳、3歳にかけてゆっくり段階を踏みながら上達していくものだと知っておくだけで、気持ちがだいぶラクになると思います。
子どもが「触りたい」と思ったタイミングを大事にしながら、危なくないカトラリーから少しずつ練習させてあげる。
そして、汚れることを前提に環境を整えておく。
この2つを意識するだけで、カトラリーの練習期がぐっとラクになると思います。
よくある質問

Q. カトラリーはいつから練習させればいいですか?
子どもが「触りたい」「使いたい」という様子を見せ始めたタイミングで大丈夫です。
手先を細かくコントロールできるようになるのは1歳を過ぎてから少しずつ、というのが目安なので、それまでは上手にできなくて当然だと思って見てあげてください。
Q. フォークはいつから持たせていいですか?
フォークは先が尖っているものも多く、使い始めのうちは口の中や顔を突いてしまう危険もあります。
まずはスプーンから始めて、手を添えて動きを教えてあげながら慣れてきたタイミングで、先端が丸く加工された子ども向けフォークに進むのがおすすめです。
Q. なかなか上手にならないのですが、練習方法はありますか?
最初は大人が後ろから手を添えて、一緒に動きを教えてあげるだけで十分です。
特別な練習法よりも、日々の食事の中で繰り返し触らせてあげることが、一番の上達につながると感じています。
Q. カトラリーを振り回してごはんが飛び散るのですが、対策はありますか?
練習中はどうしても飛び散ってしまうものなので、完全に防ぐのは難しいです。
食べこぼしをカバーできる範囲の広いエプロンなど、汚れる前提の環境を整えておくと、片付けの負担がかなり減ります。
Q. 兄弟で上達のスピードが違うのですが、大丈夫でしょうか?
カトラリーの上達スピードは、意欲や性格、上の兄弟がいるかどうかなど、いろんな要素で個人差が出ます。
比べる必要はなく、その子のペースで進めてあげて大丈夫です。

