
「お食事エプロン着けてもすぐ子どもがすぐ取る…」
食べこぼしも多い時期にお食事エプロンを嫌がられるのはしんどいですよね。
私の息子も、自分の意思がはっきりしてきた1歳半ごろからお食事エプロンが嫌で取ることが増えました。
「また取っちゃった…」
「どうして嫌なの?」
と、悩む毎日でした。
ですが、お食事エプロンをすぐ取る行為は、イヤイヤ期の“よくあること”なんです。
この記事では、子どもがお食事エプロンを「取ってしまう理由」と「取らないようにする対策」をお伝えします。
目次
お食事エプロンを取るのは成長のサイン

子どもがエプロンを取ると、ママはつい、
「なんで?」
「どうして素直に着けてくれないの?」
と焦ってしまいますよね。
食事は毎日のことだからこそ、ついイライラしたり悲しくなったりすることもあります。
でも実は、エプロンを取るのは気持ちの変化を伝える成長のサインであることが多いんです。
まずは、「なんで取るの?」の裏側に、たくさんの理由が隠れていることを知っておくと、少し心が軽くなるかもしれません。
「イヤ!」は自立のはじまり

1歳〜2歳ごろは、「自分でやりたい」「自分で決めたい」という気持ちが芽生え始める時期です。
ママがつけようとするものを取るのは、「自分の意志を伝えたい」証拠です。
言葉ではうまく伝えられないからこそ、子どもは行動で示そうとします。
「取る=ダメ」ではなく、
「自分で選びたいのかな?」
「自分で着けたいのかな?」
と視点を変えてみると、少し気持ちがラクになることもあります。
感覚過敏や不快感のサインでもある

首元に当たるタグ、マジックテープのチクチク、素材の冷たさなどが嫌なのかもしれません。
大人が気にならない小さな違和感が、子どもにとってはストレスになることもあります。
特に夏場は、汗で肌に張りつくシリコン素材を嫌がるケースも多いです。
ただ「嫌がっている」のではなく、”とにかく不快だから逃げたい”という本能的な反応の可能性があります。
お食事エプロンの素材を変えたり、声掛けの仕方を変えたりするだけで、意外にもすんなり着けてくれるかもしれません。
子どもがお食事エプロンを取る理由

子どもがお食事エプロンを取る理由として、主に以下があげられます。
①首や肌への違和感
②「自分でやりたい!」という自己主張
③エプロンの形・サイズが合っていない
④食事の時間自体がストレスになっている
⑤周りのマネをしたい
順に説明していきますね。
① 首や肌への違和感

エプロンの素材が硬かったり、首もとがきつかったりすると、ムズムズして取ってしまうことがあります。
柔らかい布タイプや、首まわりが調整できるタイプのお食事エプロンを着けてあげると不快感を軽減させることができます。
私の息子は一時期、シリコンタイプのお食事エプロンを使っていました。
ですが、首元を掻いたり取ろうとしていたため、軽いポリエステルの素材に変えたら嫌がることが減ったんです。
おそらく、首回りがかゆいのが嫌だったんだと今振り返ると思います。
② 「自分でやりたい!」という自己主張

お食事エプロンを取るひとつの理由として、自分でやりたい気持ちが強いのもあるかもしれません。
ママやパパに着けられるより、「自分で選ぶ」「自分でつける」方が気持ちが落ち着くこともあります。
お食事エプロンを並べて、「今日はどれを着ける?」「自分で着けてみる?」と声かけするとご機嫌で着けてくれるかもしれません。
自分でやりたいという自己主張の気持ちを尊重して行動してあげるのがおすすめです。
自然とお食事エプロンを着けてくれるようになることがありますよ。
③ エプロンの形・サイズが合っていない

首がきつい、肩が動かしにくい、重たい…。
そんな違和感も“お食事エプロンを取る理由”になります。
体が成長するスピードは早いので、定期的にサイズチェックしてみましょう。
首まわりや袖まわりが調整できるタイプのお食事エプロンを選ぶと、成長に合わせて調節して長く使えるのでおすすめです。
お食事エプロンの選び方に迷っている方はこちらの記事も参考にしてみてください。
④ 食事の時間自体がストレスになっている

「エプロン取らないで!」
「こぼさないで!」
「ちゃんと座って!」
など、ママが焦ってしまうと子どもにも緊張が伝わります。
その結果、「ごはん=怒られる時間」と感じて食事自体が嫌になってしまうかもしれません。
食べこぼしが気になる場合は、長袖タイプや机を広範囲でカバーできるタイプのお食事エプロンを選ぶといいですよ。
SAMOEのお食事エプロンは長袖タイプや吸盤付きのロングエプロンもありますので、気になる方はチェックしてみてください。

⑤周りのマネをしたい

1歳半〜2歳ごろになると、子どもは“まねっこ”が大好きになります。
ママやパパがエプロンをつけていないのを見ると、
「自分もいらない!」
「ママがしてないのに自分だけしたくない!」
と感じて外してしまうこともあるんです。
そんなときは、ママもおそろいのお食事エプロンをつけるのもおすすめです。
「ママといっしょだね」と声をかけると、嬉しそうにまたつけてくれることがありますよ。
お食事エプロンを取られにくくする対策5選

「どうしてもお食事エプロンを取ってしまう…」
「どうにかしてお食事エプロンを着けさせたい….」
そんな悩みを持っているママは、これから説明する5つの方法を試してみてください。
子どもがお食事エプロンを取りにくくなる方法やママの心が軽くなる方法を説明します。
①素材を変えてみる

お食事エプロンの素材を今使っているものから変えてみるだけでも、お食事エプロンを取らなくなるかもしれません。
お食事エプロンの素材としては、以下の種類があげられます。
・やわらかい布タイプ
・軽めのソフトシリコン
・撥水ナイロン素材
このあたりは、子どもが嫌がりにくい人気素材です。
いくつか試してみて自分の子どもに合ったお食事エプロンを見つけてみてください。
②選ばせてみる

なによりも「自分でやりたい」気持ちが先行してしまう時期です。
「今日はくまさん?それともぞうさん?」
「ピンクとブルー、どっちがいい?」
と聞くだけで、子どもの気持ちが前向きになります。
“自分で選んだ”お食事エプロンならご機嫌で着けてくれるかもしれません。
③つけるタイミングを変える

お食事エプロンをつけるタイミングとして、
・食卓に座る前
・食卓に座ってご飯を目にする前
・食卓に座ってご飯を目にした後
子どもにとっては落ち着くタイミングはバラバラです。
私の子どもは必ず”食卓に座ってご飯を目にした後“にお食事エプロンを着けないと怒ります。
食べたい気持ちが強い子なので、このタイミングがベストでした。
食卓に座る前に着ける方が自然に着けられる子、食卓に座ってご飯スイッチを入れてから着けるのが快適な子などタイミングはさまざまです。
子どもにとってベストなタイミングを試行錯誤してみてください。
④取られても“冷静に対応”

お食事エプロンを取られると、つい「ダメ!」と過剰に反応してしまうこともあると思います。
大きく反応すると「取る=注目される」と思ってしまう場合があります。
子どもは大人の気を引きたくてお食事エプロンを何度も取るようになるかもしれません。
「取っちゃったね。お洋服汚れちゃうから、もう一回つけようか?」
と、やさしく淡々と伝えるのがコツです。
⑤お食事エプロンを着けない日も◎

どうしても嫌がる日は、“エプロンなし”にしてみてください。
その日は少し汚れても洗えば大丈夫と自分に言い聞かせましょう。
子どもが「食事=楽しい」と感じることが、いちばんお食事エプロンを取らないようになるために大切です。
汚れても大丈夫な環境づくり

「汚したくない!」というプレッシャーが、ママのストレスになってしまうこともあります。
いっそ、汚れてもいい環境を作ってしまえば、気持ちがラクになります。
・テーブル下にビニールクロスを敷く
・食事用マットを使う
・イスに洗えるシートをセット
・食後はぬるま湯でさっと拭くだけ
少しの工夫で、“汚れストレス”がぐっと減ります。
ママの心に余裕が生まれると、子どもも落ち着いて食事できるようになります。
以下のサイトでは、
・自由に子どもが食事を楽しめる
・汚れても気にならない環境がつくれる
そんな、お食事エプロンをつくっているので、ぜひ以下のサイトをのぞいてみてください。
お食事エプロン卒業のタイミングは?

「お食事エプロンっていつまで着けるべき?」
と気になるママも多いですが、無理に“卒業”を意識しなくても大丈夫です。
一般的な目安としては、
・スプーンやフォークが安定して使えるようになった
・服の汚れが減ってきた
・「自分でつける」「もういらない」と言えるようになってきた
子どものペースに任せるとお食事は自然に卒業していきます。
まとめ:ママも子どもも“ラクしていい”

今回は、子どもがお食事エプロンを「取ってしまう理由」と「取らないようにする対策」をお伝えしました。
自己主張の表れだったり、お食事エプロンの着け心地だったり理由はさまざまです。
素材を変えてみたりお食事エプロンを着けるタイミングを変えてみたりと、どうにかお食事エプロンを取らないように試行錯誤してしまうと思います。
それも大事ですが、一番大切なのはママ・パパが子どもに笑顔で接することです。
食事時間を楽しく過ごせる環境づくりがお食事エプロンを取らないようになるための近道です。
お食事エプロンを取る行為も成長のひとつと考えて、がんばりすぎないようにしていきましょう。

