生後5・6か月から始まる離乳食。

赤ちゃんにとってはミルク以外の初めての食事で、

ママもどきどきですよね。

ここではいつから大人と同じような味付けの食事を赤ちゃんも食べることが出来るのか、

筆者の経験も含めて詳しく説明していきますので参考にしていただけたらと思います。

①離乳食とは?

離乳食とは赤ちゃんが母乳やミルクだけではなく、

固形食品を摂取し始める時期やその食事のことを指します。

通常だったら離乳食は、

生後5か月から6か月頃から始まります。

ですが赤ちゃんの成長や健康状態によって、

離乳食開始の時期は異なる場合があります。

赤ちゃんの様子を見ながら、

無理のないように始めていきましょう!

最初のうちの離乳食は、

柔らかく煮た野菜・果物のピューレから始めていき食べる事に慣れさせていきます。

そして徐々に食材の種類を増やしたり、
硬さを変えたり
と形を変えていきます。

離乳食にも少し慣れた7か月ごろからは、
栄養バランスを考えて与えることが大切になってきます。

また赤ちゃんにとっては離乳食は、

口の発達や消化器官の成長にも重要な役割をもっているのでとても大切な時期になってくるでしょう。

②味付けはいつから?

離乳食を始めて、

生後8か月の終わりごろまでの離乳食の味付けは基本的にだしや食材に含まれているうま味だけで十分です。

うま味というのは昆布や鰹節だけではなく、
以下のものに多く含まれています。

引用元:https://www.umamikyo.gr.jp/knowledge/ingredient.html

これらのうま味成分を合わせることによって、
「うまみの相乗効果」でより美味しくなります。

しかし離乳食が1日3回になる9か月ごろになると食べる意欲をはぐくむために少量の調味料を使い味に変化をつけてみましょう。

その方が赤ちゃんもよく食べてくれるようになります。

ですが塩分の取りすぎには注意ですので、
基本は薄味!を意識しながら味付けしていきましょう。


【9~11か月頃】離乳食初期・中期に使える調味料

・塩
・しょうゆ
・トマトピューレ
・マヨネーズ
・みそ
・みりん

9か月ごろからの離乳食は、
調味料を少しずつ使って旨味を足していきます

離乳食に慣れてきて素材の味のみだと物足りなく
感じてきて食べなくなったりしがちです。

味に変化をつけてレパートリーを増やして、
赤ちゃんの食に対する意欲を育てましょう!

このころの赤ちゃんは食べつかみをしたり、
スプーンを持ちたがったり自分で食べる意欲が湧いてきます。

また自我も芽生えてくる時期なので、
好き嫌いがあったり遊び食べも始まったりしますが成長の証です。優しく見守りましょう!

【1才~1才6か月頃】離乳食完了期に使える調味料

・ウスターソース
・うま味調味料
・オイスターソース
・カレー粉
・固形コンソメ
・市販の大人用だし
・シナモン
・トマトケチャップ
・鶏ガラスープの素
・ドレッシング
はちみつ
・めんつゆ

この頃から使える調味料がぐん!っと増えます。

大人と同じ献立にして、
味付け・柔らかさのみを変えるといった事が出来るので離乳食を作るママも時短が出来て少し楽になってくるでしょう。

栄養のほとんどを離乳食からとるようになる時期です。

自分で食べる意欲が育つ時期なので、
スプーンやフォークに興味を持ったら好きなように触らせましょう。

大人は見守りつつ必要があればサポートを、
してあげるようにするのがおすすめです。


ただし、はちみつには乳児ボツリヌス症の発症の原因となると言われています。

腸内細菌の少ない1才未満には絶対に与えないでください。

また国立感染症研究所によると、
ボツリヌス菌の芽胞に汚染されている可能性のある食品としてハチミツ以外にも
「コーンシロップ・野菜ジュースなど」にボツリヌス菌が含まれている可能性があると記載されています。

野菜ジュースは洗浄や皮むきが不十分な野菜を使った自家製の野菜ジュースなどにボツリヌス菌が発生しやすいと言われているので注意しましょう。

乳児ボツリヌス症の予防策としては以下が挙げられます。

●ハチミツ、及びハチミツを含む飲料やお菓子類を与えないように気を付ける

●黒糖、コーンシロップ、水あめなどの完全に
殺菌の施されていない天然甘味料を避ける


●離乳食に使用する野菜や果物は新鮮なものを使用しよく洗浄して十分に加熱すること


乳児ボツリヌス症について厚生労働省のホームページに詳しく説明してありますのでこちらも参考にしてみてください。


↓↓↓


【厚生労働省】はちみつを与えるのは1歳を過ぎてから

参考記事

厚生労働省 記事URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161461.html

【1才7か月~2才頃】幼児食に使える調味料

・大人用シチュールウ
・大人用カレールウ
・焼き肉のたれ

味の濃い大人用の調味料が、
少しずつ使えるようになってきます。

このころから、
離乳食は卒業して幼児食に移行していきます。

ハンバーグくらいの硬さの食材を、
もぐもぐと食べることが出来るようになったら幼児食へ移行できるサインといえます。

大人と同じような食事をとれることで、
お子様も嬉しくなりお食事タイムが一層楽しくなる時期です。

お子様の様子を見ながら焦らずゆっくり進めていきましょう。


③乳幼児期に避けた方がよい調味料

・ナンプラー
・テンメンジャン
・豆板醤
・粒マスタード
・からし
・こしょう
・わさび
・山椒
・七味唐辛子

香辛料などの刺激が強い食べ物は、
離乳食期の赤ちゃんに与えるのは避けましょう。

特に0歳児の赤ちゃんは、
胃腸などの消化器系がまだまだ未発達です。

香辛料を与えると下痢・腹痛・吐き気などの症状が現れる恐れがありますので注意が必要です。

④赤ちゃん用の調味料の選び方・使い方

赤ちゃんの離乳食の調味料は、

安心安全なのものを使っていきたいですよね。

●添加物・保存料不使用であるもの
●塩分・糖分が控えめなもの
●国産原材料が使われているもの
●化学調味料は避ける
●アレルギー成分をチェックする

これらに気を付けて、

離乳食に使う調味料を選んでいきましょう。

(1)調味料を使うときのポイント

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赤ちゃんは大人と味覚が異なるため、

味付けの濃さには注意が必要です。

以下で詳しく説明していきますので参考にしてみてください。

●風味が出る程度の少ない量を使用する

赤ちゃんは味蕾が多く大人よりも味を強く感じます。

舌を育てるためにも調味料を使っての味付けは、
風味付け程度にしておきましょう。

筆者の息子は9か月でこのようなベビーフードを常備しており少し味見をしてみたりして味付けの程度を勉強しています。

風味付けがどのくらいの程度にしたらいいか、

わからない方は市販のベビーフードの味付けなどを参考にしてみるのもいいかもしれません。

●塩分量に気をつける

赤ちゃんのは食塩の排出をする“腎臓”の機能が、

未発達なため塩分をとり過ぎると腎臓に大きな負担がかかります。

また食塩がうまく排出できず、
体内に過剰に蓄積されてしまうことで腎機能低下・重症になると「食塩中毒」を引き起こす恐れもあります。

食塩中毒について詳しくはこちらを参考にしてみてください。

↓↓↓

【たまひよ】〈食塩中毒〉赤ちゃんの食塩のとりすぎは中毒に!どのくらい与えたら危険?


参考記事
たまひよ 記事URL:https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=19706

赤ちゃんの味覚は大人に比べて、
3倍も敏感と言われていて大人が食べておいしいと感じる味付けは赤ちゃんにとって高塩分です!

味付けのしすぎは注意しましょう。

目安の塩分摂取量はこちらの表を参考にしてみてください。

引用元:https://ameblo.jp/socchidiary/entry-12616630818.html

●離乳食向けの調味料・手作りのだしを使用する

最近では離乳食専用の、

出汁やコンソメ・味噌など塩分をカットしたり控えめにしてあるものが売ってあります。

これらをうまく使うと安心安全に離乳食を与えることができますね。

時間があれば手作りの出汁をとって、
あげるのもおすすめです。

和食の基本となるかつお出汁が色々な離乳食にも使えて便利です。

だしの取り方を知らないという人は、
覚えておくと良いでしょう。


【 かつお出汁の材料(1食分)】
鰹節 20g  お水 600ml
①水を火にかけ沸騰したお湯に鰹節をふわっと入れます。
②再沸騰したところで火を止めてキッチンペーパーを使って濾したらできあがり。

(2)筆者おすすめの調味料

筆者の息子は手作り出汁でうどんを作って、

あげてみたら今までにない食いつき具合でびっくりしました。

かつお出汁、とても簡単なので是非試してみてくださいね。

また、筆者おすすめのかつおは

引用元:https://foodnishida.thebase.in/items/15444116


【タイコウ花かつお だしはこれ】

香りもよく美味しい出汁が取れるので、

離乳食はもちろん大人の献立にも利用しており息子や旦那からもとても好評です!

オーガニックのものを取り扱っているお店で、

いつも購入していますがネット通販もありますので気になる方は試してみてくださいね。

⑤筆者の体験談

筆者には現在9か月になる男の子がいます。

9か月になる前は離乳食の時間になると急に機嫌が悪くなり、泣きわめき、食べてくれない時期があり頭をかかえました。

その時は本当に離乳食の時間がいやでした。

ですが、

逃げるわけにはいかないので椅子を変えてみたり、座り方を変えてみたり、スプーンを変えてみたり、色々と試行錯誤しましたが結局上手くいきませんでした。

そんな時赤ちゃん用品を取り扱う店舗で、

栄養相談というのを実施しており栄養士さんに相談してみました。

すると離乳食に慣れてきた今くらいの頃は、
中だるみの時期で嫌がって食べない子が多いとのことでした。

「ちょっとずつ味噌や醤油を使って、

旨味を出してあげてね。」

「大人も旨味がないと美味しくないでしょ?」

といわれ赤ちゃん用調味料を帰って実践!

するとたまにぐずることはありますが、

食べてくれるようになりホッとした経験があります。

ですのである程度成長に応じて離乳食も、
食材の硬さ・大きさを変えたりなど変えていかないといけないなぁ~ととても勉強になりました。

離乳食の時間にぐずったり、

なかなか食べてくれなくなったら調味料で味付け試してみてください。

⑥まとめ

離乳食作りはママにとって、

本当に大変な作業ですよね。

3回食になるとメニューに悩んだり・・・

ママも疲れないようにベビーフードに頼ったり、

月齢別に使える調味料をうまく駆使してレパートリーを増やしていきましょう♡