赤ちゃんが生まれて3~4か月が経ち、
そろそろ離乳食について考えようかなと思っている
方も多いのではないでしょうか?
赤ちゃんの成長を感じ楽しみな反面、
不安や疑問なども多くあるかと思います。
このブログでは管理栄養士であるライターの私が
はじめての離乳食について
準備から実際の離乳食の進め方、
そして注意点までを紹介します!
離乳食が初めての方にも安心して始められるように、
わかりやすく解説していきますね♪
目次
1:【なぜ離乳食が必要なの?】
離乳食を始めるにあたり、
なぜ離乳食が必要なのか
についてご説明していきますね!
◎離乳食=「食べる」練習!
赤ちゃんが生まれ、ミルクや母乳でここまで成長をしてきました。
離乳食といっても急にご飯をあげて食べられるの?と
疑問に思う家族も少なくないはずです。
そもそも離乳食とは、
これからの人生の「食べる」基礎となるもの。
つまり食べる練習ということです。
大人でもはじめての事を習得するのに
準備や練習が必要なように、
赤ちゃんも「食べる」を順を追って少しずつ身につけていく必要があります。
なのではじめからパクパク食べられなくて当たり前。問題ありません。
赤ちゃんと家族のペースで進めていきましょう!
◎離乳食の役割
私が思う離乳食の役割は大きく分けて3つです!
①食べ物が食べられる様になる
先ほどもお話したように、
離乳食は「食べる」練習です。
ドロドロの状態の物から固形物を摂取できるように
舌や口に動きを身につけます。
それに伴い、成長に必要な栄養素を
食べ物から摂取できるようになります。
②五感を刺激する
離乳食が始まると、今まで感じた事の無い、
「におい」「味」「食感(触感)」
「ご飯の見た目(視覚)」「家族の声掛け(聴覚)」
などの刺激がたくさんあります。
これは赤ちゃんの成長にとってとても大切なものです。
たくさん見て、触って、離乳食を全身で楽しんでもらいましょう。
③「食べる」って「楽しい」を知る
はじめは赤ちゃんだけの食事時間になることが多いですが、
「美味しいね」「もぐもぐだよ」など
声をかけてあげたり、
いっしょに口を動かすことで楽しい時間になり、
家族とのコミュニケーションに繋がります。
赤ちゃんはコミュニケーションをとるのが大好きです。
たくさん声掛けをしてあげましょう。
離乳食が1日3回になったら家族と食卓を囲んだり、
お話をしながら食事をすることができます。
2:【いつからはじめればいいの?】
赤ちゃんが生後5〜6ヶ月を迎えたら
離乳食を始めましょう。
逆に5カ月未満の赤ちゃんが食べたそうにしていても
消化器官が十分に発達していないため、
離乳食の開始は避けた方が良いです。
ただし、おなかの中でママからもらった鉄分は
6~7カ月ごろからだんだん少なくなってしまうので
6カ月になったら離乳食を開始しましょう。
(早産・低体重児でお生まれの場合は修正月齢を目安に)
◎離乳食を始めるサイン
以下のようなサインが見られたら
赤ちゃんの体調を見ながら離乳食を始める準備を進めましょう。
①首が座っている
②支えてあげるとおすわりができる
③スプーンや指を口に入れても押し出すことが少ない
④大人の食事に興味を示す
また5カ月未満から大人の食事に興味を示している赤ちゃんはスプーンやコップを握らせたり、
大人の食事の際に
「これはごはんだよ」
「○○ももうすぐ食べられるからね」
などの声かけをするとよりスムーズに
離乳食を進められます♪
3:【離乳食をつくろう!】
赤ちゃんが楽しく食事を受け入れられるように準備を整えていきましょう。
実際に使ってみて便利だったものもご紹介します♪
◎離乳食に便利な調理器具
・ミキサーやブレンダー
【引用元:BRUNOオンライン公式通販サイト】
食材をなめらかにするのに便利です。
わたしは出産のお祝いで頂いたブルーノのブレンダーを使用していますが、
色もかわいらしく、一つあるだけでいろいろな調理ができます♪
・小さなすり鉢・すりこぎ
【引用元:ダイソーネットストア】
少量調理の際に洗い物の負担が減ります。
100円ショップなどで購入できます。
・赤ちゃん用のスプーンや器
↑スプーンは写真の上にあるような薄いものの方が口に入りやすいです。
こちらはピジョンのスプーンです♪
【ピジョン株式会社】
小鉢のようなものでOKです。
・離乳食調理セット
「すりつぶし」「すりおろし」「濾し」
「蒸し」「レンジ調理」などができる
セットがあると、
これ一つで調理ができて便利です。
こちらは西松屋で購入したものです♪
【西松屋オンラインストア】
・シリコンラップ
さっと洗えて繰り返し使えるためエコで経済的です。
こちらはダイソーで購入しました♪
【ダイソーネットストア】
4:【なにをどうやって食べさせる?】
はじめての離乳食は、なめらかにすりつぶした
10倍がゆ(米から作る場合は米:水=1:10のおかゆ)を赤ちゃん用のスプーン1さじから食べさせます。
以下にて10倍がゆの作り方を説明しているので是非参考にしてみてくださいね♪
>>10倍がゆの作り方はこちら
〈離乳食の食べさせ方〉
①赤ちゃん用の器に小さじ1ほど盛り付け、
そこから赤ちゃん用のスプーンですくいます。
②食べさせるときは、スプーンいっぱいに盛らずに、
先端に少し取ります。
③赤ちゃんの唇にスプーンをチョンと当て、
口が開いたらスプーンを押し込まず口に入れ、
に自ら口を閉じるまで待ちます。
④そのままスプーンを平行に引き、
ゴックンと飲み込むのを確認します。
5:【いつどこで食べさせる?】
赤ちゃんにとって快適な環境で離乳食を始めるために、食事の時間と場所を設定しましょう!
◎食事の時間
赤ちゃんが落ち着いて食事ができる
時間帯を選びます。
離乳食は午前中が良いとされていますが、
赤ちゃんの体調や家庭のスケジュールに合わせて
調整しても良いです。
はじめての食材を食べさせる際は、具合が悪くなったときに備えて
病院があいている午前中にしましょう。
◎食事の場所
赤ちゃんが食事をする場所は、
静かで落ち着いた環境が理想です。
赤ちゃん用の椅子やハイチェアを使って
安全に食事を進めます。
おもちゃや絵本、テレビなど
赤ちゃんの興味があるものが近くにあると
食事に集中できない場合があるので、
おかたずけをしてから食事をはじめましょう。
6:【離乳食を食べてくれない】
赤ちゃんの反応は様々です。
興味を示して食べたり、
舌を出して嫌がることもあります。
はじめてのミルク以外の食事に赤ちゃんも
最初は慣れていません。
なので「吐き出してしまう…」「食べてくれない…」と悩まなくて大丈夫です!
栄養はミルクや母乳から摂取できているので食べなくても問題ありません。
また次の日にトライしましょう!
食べない日が何日も続くようであれば、
まだ離乳食をはじめる準備が整っていなかった
のかもしれません。
数日空けたら何事もなく食べてくれる
ので、一度様子を見てみましょう。
スプーンを変えてみたり、ミルクをスプーンであげてみたりして
口に食具が当たる感覚に慣れさせるのも一つの手ですね。
食べたくないときには無理をさせず、
赤ちゃんのペースを尊重します。
赤ちゃんにとっても、家族にとっても
食事の時間がストレスにならないようにしましょう。
7:【離乳食はコミュニケーションの時間】
離乳食を楽しい時間にするために、
笑顔で接することが大切です。
家族が焦っていたり、イライラしていたりすると
赤ちゃんもそれを感じとって緊張してしまうことも。
リラックスして、
「おいしいね」「おかゆだよ」「上手だね」
と笑顔で声をかけてあげると、
赤ちゃんも安心して食事をすることができます。
離乳食は、赤ちゃんと家族との
新たなコミュニケーションの始まりです。
穏やかな気持ちで進め、
赤ちゃんとの特別な時間を大切にしてくださいね。
8:【まとめ】
離乳食を始める日は、赤ちゃんも家族も一歩成長する日です。
「食べてくれるかな」
「どんな表情をみせてくれるんだろう」
とドキドキわくわくしながら初日を迎えてほしいと思います。
準備を整えて、清潔な環境で始めることで、
赤ちゃんが安心して食事を楽しめるようになります。
離乳食を通じて赤ちゃんとの絆を深め、
成長する喜びを一緒に感じましょう♪
ライター:齋藤美音
〈管理栄養士・生活習慣予防プランナー〉
現在10か月の1児のママで
はじめての育児に奮闘中です!
保育園で子どもたちに、
美味しいごはんや楽しい食育活動を通して
「食」の大切さを伝えてきました♪
保育園での離乳食・乳児食・幼児食づくりや
食育の経験を活かし、
毎日の育児をともに頑張るママさんたちの
力になれたらと思います!