BLW離乳食とは?赤ちゃん主導の新しい離乳食の方法

赤ちゃんの離乳食の方法は色々ありますが、そのひとつに、BLW離乳食というやり方があります。

BLW離乳食を簡単に説明すると、【赤ちゃん自身で食べたいものを選び、食べたい順番で食べていく離乳食のすすめ方】のことです。


今回は、ライターの私も経験し、悩んだことのあるBLW離乳食のハンバーグの開始時期や注意点、おすすめレシピを経験談に基づいてご紹介します!

赤ちゃんがお肉を食べ始めてもいい時期

一般的に、赤ちゃんがお肉を食べ始めても良い時期は、鶏・豚・牛によって違っています。


まずは、消化するときに負担が少ない鶏の胸肉や、ささみが良いとされています。



鶏ひき肉 豚ひき肉 牛ひき肉(合挽き肉)
(胸)7ヶ月~8ヶ月
(もも)9ヶ月~10ヶ月
11ヶ月~12ヶ月
(牛ひき肉に慣れてから)
11ヶ月~12ヶ月
(脂身はなるべく避ける)
このように、お肉の種類や部位によって食べ始めても良いとされている時期が違うので、初めてお肉を食べる場合は注意しましょう。

なぜお肉の種類や部位によって食べ始める時期が違うのか

お肉を食べ始められる時期になっても、赤ちゃんの胃腸の機能はまだまだ未熟であるため、消化するときに負担の少ない、鶏のささみや、胸肉のひき肉から始めることが、良いとされています。


これは、BLW離乳食でも同じで、お肉はアレルギーの特定原材料28品目に入っているため、
初めて食べる際は、他の初めて食べる物との併用は避けて、5g以下の少量から始めましょう。

BLW離乳食でハンバーグを取り入れるメリット

BLW離乳食でハンバーグを取り入れるメリットは、手づかみしやすく、柔らかくほぐれやすいため、赤ちゃんが自分で食べやすいことです。

また、お肉はたんぱく質など、成長に欠かせない栄養を摂取できるので、積極的に取り入れたい食材です。

作るときも、形や大きさを調整できるので、成長に合わせて活用できます。
丸飲みが心配な場合は、小さくちぎってあげましょう。

普段苦手な野菜があれば細かくして混ぜ込むこともできるので、作り方次第で栄養満点になります。
脂身や味付けを気を付ければ、大人と同じものが食べられるのもいいですよね。

【万能】お肉の種類を変えるだけのおすすめハンバーグレシピ

鶏のささみや胸ひき肉などをクリアできたら、鶏ひき肉で作るハンバーグにチャレンジしてみましょう。

他の料理で鶏ひき肉などをクリアしていたら、合挽き肉で作ってみてください。

豆腐や、卵もクリアしていたらより栄養豊富で、しっとり食べやすいハンバーグが作れます。

娘は、合挽き肉を11ヶ月ごろからチャレンジしていて、ハンバーグもよく食べてくれていました。 ハンバーグレシピはこちら

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 豆腐ハンバーグ

 (500円玉くらいの大きさで15個前後できます)

 材料

 ・鶏むねひき肉100g
 ・絹ごし豆腐75g
 ・ベビーコンソメ大さじ1
 ・ひじき(戻し済)10gまたはお好きな野菜10~20g
 ・卵(全卵)大さじ1

 作り方

 ①ひじきを刻んでおく
 お好きな野菜を使う場合は、加熱済みがおすすめです

 ②残りの材料すべてと①をよく混ぜて焼く
 絹ごし豆腐はキッチンペーパーなどで軽く水気を取ってから入れてください

 注意点

 大豆・卵がクリアしているレシピです。
 絹ごし豆腐→水に戻したお麩
 (お麩は小麦アレルギーに注意してください)

 卵→なし
 でも作れますのでチャレンジしてみてください。

作るときの5つのポイント

このレシピのハンバーグを作るときのポイントと、気を付けたいことを5つご紹介します。


お肉は新鮮なものを選んで、できるだけ購入した日に使う。
使いきれなかったお肉は、早めに冷凍保存しましょう。

・豚ひき肉や牛ひき肉(合挽き肉)を選ぶ時は、脂身が少ないものを選びましょう。

・焼く時の油は最小限に。フライパンにひっつく場合は、フライパン用のひっつきにくいホイルなどを利用してください。

・このレシピで作ると、ハンバーグのタネは少しゆるめになります。
ギリギリ手で成形できるゆるさなので、ポリ袋などに入れ、端を少し切って少量ずつフライパンに絞り出してもできます。

・焼くときにあまり焼き目をつけすぎないように、弱めの中火くらいで焼いて、ひっくりかえしたら蓋をしてしっとり蒸し焼きにすると口当たりも良くなりますこの時、中まで火が通っているのか確認してください。

初めて食べた娘の反応

娘はすでに鶏の手羽中と手羽元にチャレンジしていて、鶏ひき肉と豚ひき肉も他の料理で食べていたので、初めてのハンバーグは合挽き肉で作りました。

赤ちゃん用のベビーコンソメを入れていたので、初めて食べる時は何もかけたりせずそのまま出してみました。

娘は、初めての食べものにすごく警戒するタイプで、口にちょっと触れて口当たりが悪いと、その後一切食べてくれなくなるので大変でしたが、

大好きなお肉は大丈夫だったようで、このハンバーグは一口食べておいしかったのかそのまま全部食べてくれました。

アレンジして出しても、よく食べてくれていたので、ハンバーグは我が家の人気メニューになりました。
もうすぐ3歳になりますが、今もハンバーグが大好きです。

こんなアレンジもできます

鶏ひき肉で作っていた時は、他のレシピも参考に、ソーセージをイメージして広げたラップにタネを置き、キャンディ包みにして、細長い形でお皿に乗せてフライパンで蒸していました。

手でつかみやすい形になり、蒸すことでしっとりとして赤ちゃんが食べやすい食感になります。


当時8ヶ月ごろの娘は、これがすごくおいしかったようで、何回も作った記憶があります。
鶏の手羽中や、手羽元もよく食べていたのでお肉が大好きでした。


合挽き肉でハンバーグが食べることができたら、
和風だしにとろみをつけて、和風あんかけハンバーグにもできます。

トマトピューレに、水と片栗粉を入れてレンジで温めるとケチャップ風ソースも簡単に作ることができるので赤ちゃんも飽きずに食べてくれます。

今日はパスタにしようかな、と思った日はハンバーグを細かく刻んで、トマトピューレと砂糖を使ってミートスパゲティ風にしたりもしていました。


豆腐のたんぱく質や、ひじきの鉄分、野菜も摂れるのでこのハンバーグはぜひ試してみてほしいです。




私がよく使っていた、おすすめのトマトピューレはこちらです。
普段の料理にも使いやすくて、小分けされているので無駄なく使えておすすめです。

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おすすめの保存方法

このハンバーグのレシピは、500円玉の大きさが15個前後できるので、冷凍保存をおすすめします


ひとつずつラップに包んで、フリーザーバッグに入れておくのも良いですが、フリージングトレーにひとつずつ入れて冷凍保存しておけば、ラップを小さくして用意する手間が省けるので、便利です。

解凍するときは、小皿に移してラップをかけてレンジで20秒ほど温めて使用してください。
自然解凍は、食中毒の恐れや、食感が変わる可能性があるのでおすすめしません。


冷凍してから1週間から10日以内には食べきりましょう。

私が実際に使っていたおすすめのフリージングトレーはこちらです。

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まとめ

ハンバーグが食べられるようになると、手づかみ食べや、前歯でかじりとる練習にもなります。

一度作れば、たくさんストックもできてアレンジもしやすいです。

お肉料理のレパートリーが一気に増えて、離乳食づくりの強い味方になります。


私の娘は、11ヶ月ごろからハンバーグを食べ始めていたので、1歳の誕生日に出したお子様プレートに、
このレシピのハンバーグをミートボールみたいな形にして出しました。

とてもおいしそうに食べてくれていたのをよく覚えています。



もうすぐ3歳になる娘は、今もハンバーグが大好きなので、作ると必ずおかわりをしてくれます。

お肉好きの赤ちゃんのハンバーグデビューに、ぜひ試してみてもらいたいです。