みなさんは「BLW」という離乳食のやり方を聞いたことはありますか?

もしかしたら、「BLWって何?」と疑問に思っている人や、そもそも知らない人もいるかもしれませんね。

BLWは最近、日本でも注目を集めている新しい離乳食の方法です。

これから、このBLWがどんなもので、どうして注目されているのかをわかりやすく説明していきます。
まず、「BLW」という言葉の意味を見てみましょう。

BLWは「Baby-Led Weaning」の略です。日本語にすると「赤ちゃん主導の離乳食」という意味になります。

普通、離乳食と言えば、お母さんやお父さんが作ったペースト状の食べ物を、親のペースで赤ちゃんに食べさせることが多いですよね。

スプーンで口元に運んで、「あーん、してね!」と声をかけながら食べさせるのが従来の離乳食の方法です。

でも、BLWでは赤ちゃんが自分で食べ物を手でつかんで、自分のペースで食べるんです。

食べるもの、食べる手段、どんな食べ方を選ぶかも全て赤ちゃん自身が選んで決めます。

つまり、赤ちゃんが「食べたい!」と思ったときに、自分の手で食べられるようにする方法なんです。

このBLWは、海外では主流の離乳食で、最近は日本でも実践する方が増えてきているんですよ。

とは言えまだまだ情報の多くないBLWについて、その魅力をお伝えしていきたいと思います。
BLWのいいところは数多くありますが、一番にお伝えしたい魅力が

ママと赤ちゃんが気負わずに食事ができる

という点です。

従来の離乳食だと、生後○ヶ月は何を食べさせる、食べさせ方はこう、食材はこれ…などと細かく色々と決まっています。

ですが、全ての赤ちゃんがそのやり方と同じように離乳食を食べてくれるとは限りません。

やり方が細かく決まっていると、その通りに進まなかった時に、ママが辛くなってしまうこともあります。

その点、BLWの場合は「こうしなければならない」という細かい決まりはありません。

BLWだからといって必ず手づかみ食べにしなければならないというわけではないし、ピューレ状にしてはいけないわけでもありません。

スプーンにピューレ状にした食材を乗せて、食卓に置いても良いんです。

どの食べ方を選ぶのも、どんな食材を選ぶのも、すべて赤ちゃん次第。

ママは赤ちゃんが食事に手を伸ばすのを、大らかな気持ちで見守りましょう。

ただし、従来の離乳食と同じように食材の形状や固さ、窒息に対する見守り・注意などはしっかりしてあげましょうね。 BLWのメリットは以下のとおりです。

・「食べるって楽しい!」と感じられる
・手先が器用になる
・家族で一緒に食事を楽しめる
・赤ちゃんもママも自分のペースで食事が楽しめる
・食事の用意がラク!

それぞれ、詳しく解説していきますね!

(1)「食べるって楽しい!」と感じられる

BLWの大きな魅力のひとつとして、赤ちゃんが食べ物を選んで食べる楽しさを味わえることです!

食べ物の色や形、感触、食べ方など、赤ちゃんにとっては知らない事だらけ。

「これはどんな味?」「どんな手触りかな?」

食べることに対する興味を刺激することで、食べることが楽しい!と感じられるようになります。

(2)手先が器用になる

BLWでは、赤ちゃんが食べ物を自分で手に取り、自ら口へ運んで食べます。

柔らかい食べ物などをつぶさない程度の力加減でつかんだり、食べるために手と口を連動して動かしたりすることで、手先がどんどん器用になっていきます

最初は上手くいかないことも多いですが、どんどん上達していく赤ちゃんを見ているのも、楽しいところのひとつです。

(3)家族で一緒に食事を楽しめる

BLWは、赤ちゃんが家族と同じ物を食べて、同じ時間に食卓を囲むことができる点も大きな魅力です。

家族みんなで一緒に食卓を囲むことで赤ちゃんも「みんなと同じ物を食べている!」と満足感や一体感が生まれます!

また、家族が食事のマナーなどをお手本として見せてあげることで、赤ちゃんにも自然に食事のマナーが身についていきます。

(4)赤ちゃんもママも自分のペースで食べられる

普通の離乳食だと、赤ちゃんが食べるのを嫌がったり、スプーンを拒否したりして大変なことも多いですよね。

でも、BLWでは赤ちゃんが自分の手で、自分のペースで食べるので、ママも食べさせるストレスが減ります

赤ちゃんが楽しそうに食べている姿を見ながら、ママも気楽に笑顔でいられて、食事時間が楽しくなります!

(5)食事の用意がラク!

BLWのメリットのひとつとして、食事の用意がラク!という点があります。

従来の離乳食であれば、おかゆを作ってさらに裏ごししてなめらかにしたり、野菜を柔らかく茹でてピューレ状に伸ばしたり…と手間がかかります。

BLWの場合、基本的に細長く切って、歯ぐきでつぶせる柔らかさに茹でればOKなので、赤ちゃんの食事の用意がラクになります。
BLWを始めるタイミングは、一般的には赤ちゃんが生後6ヶ月を過ぎた頃です。

この時期になると、赤ちゃんの首がしっかりしてきて、座ることができるようになります。

赤ちゃんが一人で安定して座れるようになったら、BLWを始めることができるサインです。

座り方にもいくつかポイントがあるので、チェックしてみてください。

✔ 腰を立てて座る

✔ 膝の角度を90度にする

✔ 足裏をつけて座る

✔ 肘の高さにテーブルがある



BLWを始めるときは、赤ちゃんが持ちやすい大きさに食べ物を切ってあげるのがポイントです。

例えば、歯ぐきでつぶせる柔らかさに茹でたニンジンやブロッコリー、バナナなどの食べ物を、赤ちゃんが手でつかめるくらいのサイズで、細長く切ってあげます。

次に、清潔にしたテーブルやお皿などに食材を並べ、赤ちゃんが好きなように選び取って食べるのを見守ります。

初めは赤ちゃんが食べ物をつかんで口に運ぶのに苦労するかもしれません。

でも、練習するうちにどんどん上手になっていきます。大事なのは、焦らずに赤ちゃんのペースに合わせてあげることです。

BLWの実践方法は、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ見てみてください!
魅力やメリットの多く、自由にできるBLWですが、デメリットや注意しなければいけない点もあります。

ここでは、BLWのデメリットと注意したい点について解説していきます。

(1)食材の形状や固さに注意

BLWの特徴として、手づかみ食べできる食材を提供するという点がありますが、その形状や固さには十分注意が必要です。

まず、舌と歯ぐきで簡単につぶせる柔らかさであるということ。

次に、赤ちゃんが持ちやすいよう細長く切るという点です。

特にミニトマトなどの丸いものは注意が必要で、少なくとも4等分より小さく切る必要があります。

特に生後6ヶ月頃の赤ちゃんは、手を大きく広げることが難しいです。

目安は、赤ちゃんの握りこぶしから少しはみ出る程度の大きさであると、赤ちゃんが食べやすくていいと思います。

(2)窒息や誤嚥に注意

BLWに限ったことではないのですが、離乳食は窒息や誤嚥のリスクがあります。

赤ちゃんの食事中は、必ずそばで様子を見守り、注意してあげるようにしましょう。

窒息に対する対処法など、以下の記事でも詳しく解説しています。

万が一窒息してしまったときに慌てないように、ぜひ読んでおいてください。

(3)食べこぼしが多い!

BLWのデメリットとして、とにかく食べこぼしが多い!という点があります。


通常の離乳食でも食べこぼしや汚れはありますが、赤ちゃんが好きなように食べるBLWでは、さらに食べこぼしが増えます。


最初のうちは食べるよりこぼす方が多いのでは?というほど…。


初めて食べ物に触れる赤ちゃんにとっては、最初のうちは食事の遊びの延長でもあるので、ある程度は仕方ないと見守りましょう!


ロングタイプのお食事エプロンを使ったり、床に敷物を敷いたりすると、後片付けが楽になりますよ。

ちなみに、SAMOEのお食事エプロンは、BLWにも対応しています!

SAMOEのお食事エプロンは足元まで覆うロング丈で、幅広い範囲で食べこぼしからカバーしてくれます。


防水仕様で汚れも簡単に拭き取れるし、洗濯機で丸洗いできるためお手入れの手間も少なくて済みます。


また、吸盤付きでテーブルに固定でき、床に食べ物がこぼれるのを防いでくれるため、食べこぼしが多いBLWに最適なんです!


吸盤を使わない時は裾を折り返してポケット仕様にもできるので、様々なシーンで活躍してくれます。

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SAMOEのオーナーも、3人の子どもを持つママであり、実はBLWの経験者!

BLWを実践した子どもたちは、手先が格段に器用になりました。
また、従来の離乳食と違い、型にはまらない自由なBLWでママの気持ちがスーッと軽くなり、食事時間が楽しくなったのです。

離乳食の悩みを持つママさんたちに、BLWを是非オススメしたいです!

BLWの魅力や良い点、注意点などについてご紹介いたしました。

BLWは、ママと赤ちゃんが楽しく食事ができる新しい離乳食のやり方です。

満腹感を大事にしたり、手先の器用さを育てたり、食べる楽しさを感じたり…と、BLWにはメリットがたくさんあります。

家族みんなで食事を楽しみながら、赤ちゃんが自分のペースで成長していくのを見守るのは、この時期しかできない貴重な経験ですよね。

もしBLWに興味があるなら、ぜひ一度試してみてくださいね!

ママも赤ちゃんも、笑顔で楽しく食事が楽しめますように♪